咆哮と彷徨の記録

日記2007年1月1日〜3月31日 過去ログへ

1月1日(月)  『シャンバラを征く者』の感想



2007年が始まりました。今から年賀状を書かなければなりません。

あけましておめでとうございます。


■『鋼の錬金術師‐シャンバラを征く者‐〜FULLMETAL ALCHEMIST THE MOVIE CONQUEROR OF SHAMBALLA〜』★★★



ハガレンアニメ版完結

〜あらすじ〜

扉の向こう、1923年ミュンヘン、エドワードはあるフォンス・ハイデリヒと共にロケット作りに携わっていた。一方、アルフォンス・エルリックのほうは兄エドワードを探す旅を続けていた。


大人気コミック、アニメの『鋼の錬金術師』の劇場版です。エドワードが自分の体を犠牲にしアルフォンスを復活させてから3年後、扉の向こうの世界と、エドワードが元いた世界でそれぞれ物語が展開していきます。

作品本来の主題である贖罪のテーマはあまり表立っておらず、戦争が起きることの醜さが目立っていました。そのためかキャラクターの描写はそこそこで、あくまでアニメの続きという感じでみたほうがよさそうです。

眼帯姿のロイ・マスタング、少し成長したエドワード、ウィンリィなど原作にない姿は必見です。

グラトニーの登場はかなり無理があった気がします。


1月2日(火) 『風の影』の感想





■『風の影〜LA SOMBRA DEL VIENTO〜』



カルロス・ルイス・サフォン/訳:木村裕美 集英社

〜あらすじ〜

11才になろうというある日ダニエル・センペーレは父に連れられ“忘れられた本の墓場”へ。そこでフリアン・カラックスの『風の影』を手に入れる。その本に魅了されたダニエルはフリアン・カラックスについて調べはじめます。

本をめぐる話ということで、『ヒストリアン』によく似ています。フリアン・カラックスをめぐるダニエルの調査(現在)と調査途中で明らかになっていくフリアン・カラックス(過去)の話の2本立てで進行していきます。

1940年代のバルセロナを舞台にフリアン・カラックスの生涯が少しずつ明らかになっていくところは圧巻の描写力で、ダニエルに警告をあたえる顔のない男の不気味さは筆舌では書きつくせません。昼夜の書き分けもうまく、光と影の街バルセロナがよく表されている気がします。実際行ったことがないので。

本屋の息子ダニエル、元スパイで書籍アドバイザーのフェルミン、古書収集家バルセロ、その娘クララ、ダニエルの友達トマス、その妹ベアトリス

謎の作家フリアン、その親友ミケル、フェルナンド、フメロ、ホルヘ、恋人ペネロペ

ダニエルとフリアンの物語がシンクロしていくさまなど最後まで目が離せない一作です。

ライン・クーベルトと名乗る顔なしの男の正体が一番気になるところかと思います。予想しながら読むことをおすすめします。ほぼ100%的中すると思いますが。


1月4日(木) 『砂漠』の感想



mixiはじめました。完全招待制で安全となっていたんですが、始まりはどこからだったんでしょうか。夜はぐっすり眠れるぐらいに気になります。



■『砂漠



伊坂幸太郎 実業之日本社

砂漠に雪が降るのか?

〜あらすじ〜

仙台の大学に入学した北村は、鳥井、南、西嶋、東堂らと普通のようで普通でない砂漠に出る前のオアシスを体験する。

社会人生活を砂漠とたとえ、その手前の大学生活を舞台にした人間ドラマです。北村からの視点のみで、無個性に近い彼の視点からお調子者鳥井、超能力者南、美人だが愛想がない東堂、世界の平和を憂い嘆く西嶋の個性的な4人が描かれています。

1年の春、2年の夏、3年の秋、4年の冬、4年の卒業時の春の5章仕立てです。

麻雀についての講釈も多々あるため麻雀についての知識が皆無の自分にはきつかったです。とりあえず、平和という役があって、点数にならないということがわかりました。




1月6日(土)  『THE 有頂天ホテル』の感想



ミクシィを始めたのはいいんですが、1回も日記を書いていません。どうせならずっと日記を書かないというミクシィの存在意義を揺るがす使い方をしてみようかなと思っています。

年末年始と久しぶりに実家で過ごしました。

30,31日は、いつものメンバーとボウリング&カラオケでストレス発散しました。ボウリングのスコアは聞かないでください。4年半ぶりに高校3年生時のクラスメイトとも再会しました。そのさい、クラスメイトは今?みたいな話になったのですが、数名ほど名前と顔が完全に記憶から消去されている人物もいて、あわてて卒業アルバムで確認しました。

大晦日は、家で紅白&K‐1ダイナマイトをみました。須藤元気の入場にびっくりしました。なんべん変幻自在のトリックスターと連呼するんだと。

そしてDJオズマの開チン宣言に期待していましたが、とんだ茶番で、チャンネル変更。
オズマは、大リーグボール1号を攻略した時点でその存在理由はなくなっていたということですね。(参照:巨人の星)

5日から仕事始め、部活動指導、私立高校の願書、調査書の点検をし、研修に行って、お金下ろして、『酔拳』をDVDにダビングし、この日記の作成にかかっているという始末です。

チャンネルは『花より男子2リターンズ』、妹は阿部力君より水嶋ヒロ君にF4にいてほしかったとぬかしてます。


■『THE 有頂天ホテル』★★★



役所広司主演。三谷幸喜監督&脚本。

予定調和ホテル

大晦日の夜カウントダウンパーティーの準備で大忙しのホテルアバンティ。

三谷幸喜脚本、監督の超話題作です。出演者も主役級が名をつらねています。雰囲気としてはお客様商売のところが『王様のレストラン』に似ていて、なつかしい感じがしました。

話の内容は、大晦日のホテルを舞台に登場人物らの運命が交錯するという話です。少なからず悩みをもつ登場人物らがそれぞれ交わることで全員の運命が変わっていきます。

汚職政治家、ベルボーイ、コールガール、ホテル探偵、副支配人、総支配人、客室係、筆耕係、劇団、大物演歌歌手、という多種多様な職業が複雑に絡み合って行く様はとても楽しいです。

そして、キーアイテム幸運のお守り、アヒルのダブダブの行方がとても気になるところです。でも一番の見所は西田敏行の叩かれっぷりです。

松たかこ演じる客室係の心の変遷がいまいちよくわからなかったところが、
★★★★−1です。


1月7日(日)  『チーム・バチスタの栄光』の感想



立志式がありました。

朝早くから餅つきをして、決意表明をして、解散という行事です。

なぜか総合司会、そして写真係という大役を仰せつかり、気疲れした1日でした。


■『チーム・バチスタの栄光



海堂尊 宝島社

田口&白鳥の最強コンビ誕生

〜あらすじ〜

バチスタ手術で、3連続術死が続き、愚痴外来の田口公平が内部監査を担当することに。

私は、個性ある二人がコンビを組み事件の解決にあたるという話が好きです。『シャーロック・ホームズ』のホームズとワトスン、『ABC殺人事件』のポワロとヘイスティングズ大尉しかり、『予知夢』の湯川と草薙などである。

この3コンビの共通項は、探偵役と語り手役が明確に分けられていることです。抜群の推理力をもちながらもどこか常識外れの探偵役と常識人だが相方を抑制できない語り手役とほぼ型が決まっています。

決まりきった型ながらもそれぞれの魅力的なキャラクターならば、会話のテンポに引き込まれていく感覚がとてもいいです。ひとえに筆者の人間観察、描写力にかかってきます。

主人公にして語り手の田口医師は、神経内科の講師。病院内の出世争いに加わる欲のない40過ぎの独身男です。自ら好んで窓際部署を作り、日々患者の愚痴を聞くという医者です。

彼に病院の看板医師チーム、チーム・バチスタの予備調査という仕事がまいこんできます。

その経緯や、相棒白鳥との出会いなど説明したいことがたくさんあるんですが、それだと本の魅力を半減させることとなるので、遠慮しときます。

相手との対話によって情報得るいろんな手段が蘊蓄としてあり、ためになる講釈でいっぱいです。医療用語を読み解くのがかなりきついですが、白鳥の毒舌と田口の冷静だが諦め気味のツッコミは必読です。何度も読み返したくなる1冊です。


1月8日(月) 



相互リンクサイトです。

ミニシアター通信

紹介文より〜ミニシアター映画の感想とエッセイを紹介するページです。

1月14日(日)  ミクシィ日記転載



仮面ライダーカブトも次回が最終話。新仮面ライダーの宣伝もついに始まった。新仮面ライダーの名は電王。公式サイトはコチラ

電王とは、の部分を見てください。

これを見始めたら、火傷しそうで怖いです。


ココからが転載分です。一部修正してあります。


1.始動

 ミクシィに招待してくれとたっちくんに頼んだものの、日記を書かないというネット生活のニートみたいなことをしていたんですが、ついに筆をとった。いや、キーボードを叩いた。

 1月7日、勤務する中学校で立志式があった。朝早くから餅つきをして、決意表明をして、解散という行事だ。なぜか総合司会と写真係という大役を当日に仰せつかり、なんとかこなした。ていうか、総合司会と写真係の両方をやれなんて理不尽にもほどがある。仕事のベクトルの向きが完全に違う。

 それはさておき、7日の予想天気は最悪だった。6日の夜中から雪が降り、路面凍結の恐れがあった。親父からは電車で行けと言われたりもした。5時半に起床し、『仮面ライダーカブト』第47話の予約をした。残り3話どのような展開になるのか楽しみだ。〜の頂点に立つ男、神に代わって剣を振るう男が退場した今、お笑い担当はホッパー兄弟のみだ。彼らの奮闘を期待したい。話はそれたが、5時半に起き、カブトの予約を確認し、朝飯を食べた。

「朝めしはパンでも食べといて」

なんて言っていたおふくろだったが、俺より早く起き、朝飯を作っておいてくれた。早朝から母の愛を感じ、この家にうまれてきてよかったと心から感じた。ヨンさまに狂い始める前の母の姿だ。そろそろヨン様病という慢性疾患も治りつつあるようだ。
 路面凍結の恐れもないため、車で行くことにした。出発は6時半だ。まだ夜は明けていない。Today is the longest day of my life.そんなことはない。

 そして、餅をついて、食って、生徒の決意表明を聞いて、保護者宅でカキ、猪肉を食って、積文館のカードを新調した。ついでに『螺鈿迷宮』を購入した。『チーム・バチスタの栄光』、『ナイチンゲールの沈黙』に続く海堂尊(かいどうたける)著の医療ミステリー第3弾だ。いずれ感想を書きたいと思う。
 
『チーム・バチスタの栄光』の感想

 帰宅した後は、まずカブトだ。基本的にカブトを中心に自分の生活を組み立てているといっても過言ではない。妹はさらに重症で、主人公天道総司を演じる水嶋ヒロくんにベタぼれだ。カレンダーは購入するし、着ボイスも彼だ。しまいにはカブトゼクターを欲しいとまで言い出す始末だ。妹よ、それは愛しのヒロくんとは関係ないと思うとは口が裂けてもいえない。HDDに録画するさいも最高画質であることは言うまでもない。47話のカブトは、主人公の行動が全くもって意味不明だった。期待のホッパー兄弟も出番が少なく、お笑いどころか存在理由すらあやういままほっとかれそうだ。完全にストーリーから取り残されていて、むしろ笑えない。残り2話を楽しみにしたい。

 ちなみに明日の朝はお雑煮だ、とおふくろは宣言した。今年は餅のように粘り強くやっていきたい。



2.意地

 ミクシィにログインするとすぐにプロフィールを充実させましょう!と警告文が表示される。たしかに名前と出身県と性別ぐらいしか書いていない。プロフィールを充実させろと脅されてもしょうがない。しかし、赤文字で注意されているという緊張感がたまらない。株急上昇中のミクシィへのささやかな反抗だ。
 
 話は変わる。年末から我が家ではケーブルテレビと契約し、視聴可能になった。TVQがきれいにうつるようになり、BSや衛星放送もうつるようになった。きわめつけは、地元のケーブルテレビだ。市の行事がこれでもかと放映されている。そんなある日、妹が

「Aくんって知っと?」

俺のスマートブレインがフル稼働でその名前をサーチし続ける。検索の末、中学校の同級生で、双子の片割れだったという結果が出た。どちらかが文化祭で泣いた男だったはずだ。どちらかはっきりしない、

「ケーブルテレビのナレーターばしよんしゃっよ。」

よく通る声が画面から聞こえてくるが、本人かどうかわからない。だが、一瞬うつった姿はツインズのどちらかだった。間違いない。そして、俺は記憶を遡った。そう、中学3年生の秋。そのとき学芸委員だった俺は、『世界一長いムツゴロウ作り』のクラスの責任者だった。そのプロジェクトを後押ししていたのは、夢叶え隊とかいうネーミングセンス0のグループだった。そもそも
 
「世界一長いムツゴロウを作りたい。」

と言い出したやつは誰だったのだろうか?小一時間ほど問い詰めたいところだ。全校生徒1000名前後の力作は計測のため100mごとにUターンし、1701m40cmぐらいだった。このプロジェクトの生徒責任者がかのツインズのどちらかだった。彼は感激のあまり泣いた。

完成したものは、









  世界一長いヘビ






だった。ギネスに申請するということで、次の日には地元新聞に掲載された。ちなみにヘビはどうなったかというと、使用されていない更衣室に押し込められた。完全にゴミと化していた。やっぱり言いだしっぺのやつには2時間ほど説教が必要なようだ。
 
 久しぶりにノックを300球ほど打ち、白球がグラウンドを転がっていくのを見て、世界一長いヘビを作ったことを思い出した。



3.不明

 中学校に勤め始めて約10ヶ月がたとうとしている。3年生の級外ということで、受験書類の準備に追われている毎日だ。その合間に野球部の面倒を見ているわけだが、今日はその野球部員のお話。
 9月から新チームがスタートした。話は冬休み前に遡る、顧問の先生の方針で冬休みの宿題をきちんと提出できなかった部員は1月いっぱいボールに触れないというルールが作られた。中学生の本分をまっとうしてこそ部活動の意義があるという方針ゆえだ。1名を除いて提出が完了した。その1名の野球部員をAくんとして話をすすめる。

A:「読書感想文を家に忘れてきました。」

自分:「書いてはいるのか?」

A:「はい、家に忘れてきました。」

自分:「わかった、家まで往復何分?」

A:「15分です。」

自分:「近いな、じゃあ今すぐとってきなさい、そしたら、ボールを使った練習をしてもいいから。」

A:「はい。」

 俺は信じていた。『佐賀のがばいばあちゃん』のがばいばあちゃんというフレーズの意味が佐賀弁ネイティブスピーカーの自分にはさっぱりわからないがきっと意味があるのだろうと同様に、Aくんはとても忘れ物が多い子なので、練習に参加したい一心に宿題はなんとか終わらせたが、いつもの癖で忘れてきてしまったのだろうと。家に宿題をとりに帰らせた旨を顧問の先生に報告した。すると話を聞いていたAくんの担任の先生と学年主任の先生が口をそろえて、




担&主:「絶対嘘。もう戻ってこんよ。




即答だった。信じているとフォローはしたが、Aくんへの信頼度が低いことに驚いた。

A:「失礼します。宿題を持ってきました。」

Aくんの手には、読書感想文らしきものと本があった。おっ、やっぱり俺の思ったとおり忘れただけだったか…。



顧問の先生:「全部白紙。」



そう、彼はしていなかった。見事なまでに1字たりとも書いていなかった。ちなみに本のタイトルは、『怪物』だった。してはいると断言したくせに、してきていないとはむしろお前が怪物だよとAくんに言ってやりたかったが、いじめだなんだと不適切発言ともとられかねない厳しい世の中なので、心の中でひたすらリフレイン。

Aくんは、グラウンドで読書感想文を書くはめになった。

すぐばれる嘘を平気でつくAくんの思考回路がさっぱりわからない。そして、ガンダムのゲームレビューを突然始めた親友Kくんについても同様です。でも一番意味不明なのは、ボウリングで親指の爪を負傷しながらもハイスコアを連発し、「爪でコントロールしている」とのたまうHくんだ。



ですます体で書かないほうがすらすら書けるようです。

1月30日(火)   『ナイチンゲールの沈黙』の感想



■『ナイチンゲールの沈黙



海堂尊 宝島社

歌声に秘められた特殊能力

『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』の続編です。

〜あらすじ〜

東城大学病院の忘年会で桜宮大賞を受賞した小児科の看護師浜田小夜、彼女はレティノ手術待ちの患者2名の担当だった。

前回のバチスタ事件のさいに活躍した不定愁訴外来の田口医師と厚生労働省の白鳥が再びコンビを組み事件の解決にあたります。

しかし、前作の田口医師の語り一辺倒から、一転、看護師浜田小夜の視点から大部分が語られます。

前作の魅力だった田口&白鳥の絶妙なやりとりは少なめに、新たに登場した加納警視正と玉村警部補コンビのやりとりが加わり、混沌としています。

前作が手術のように整然としていましたが、本作は謎に包まれた登場人物が多く、物語の展開が読めません。

あっと驚く仕掛けや犯罪トリックが使われているわけではありませんが、読み応え十分の一冊です。






新しい相互リンクサイトさまです。


漫画とアニメの森

紹介文より〜漫画やアニメを様々な視点により、おかしく紹介しているサイトです。(その他コンテンツもあり)

管理人フユさま

2月6日(火)  『宿命』の感想



■『宿命



東野圭吾 講談社

宿命の対決

〜あらすじ〜

瓜生電子工業の須貝氏清が何者かにボウガンで打たれ死亡する。捜査に乗り出した和倉勇作の前にはかつてのライバル瓜生晃彦がいた。

私にもライバルがいた。自分だけが意識しているだけだったと思うが、実力も同じぐらいか自分以上で尊敬でき、目標でもあるという人物だった。この本のように宿命のライバルがいたかと聞かれたら、それはいないと答える。

互いに競い合い、お互いを高めあうライバルの存在は貴重だ。しかし、運命に導かれるような宿命のライバルがいるという経験はめったにないと思う。

本作は、医者の道を諦めた刑事和倉勇作と瓜生晃彦の因縁の物語だ。といっても『デスノート』の夜神月とLのように表立って火花を散らすわけではない。和倉視点とそのかつての恋人であり、晃彦の妻である美佐子の視点から物語は進む。

和倉と晃彦に何があったのか?美佐子の運命は?最後のページに収束されていく傑作ミステリーです。



2月10日(土)  『SHINOBI』の感想



■『SHINOBI-HEART UNDER BLADE-』★★★



仲間由紀恵、オダギリジョー出演。

もう少し忍べ!

〜あらすじ〜

卍谷の甲賀弦之介(=オダギリ ジョー)、鍔隠れの里の伊賀忍者朧(=仲間由紀恵)、互いに反目しあう忍びの里の世継ぎ同士だったが、恋に落ちる。

そんなとき徳川家康の命令で互いの里より5名ずつの決闘を行い、勝ち残ったほうで徳川の次期将軍を決定することになる。

ストーリーは『ロミオとジュリエット』の和製バージョン、VFXを駆使したバトルが売りのようだ。

クロックアップ忍者、幻術使い、不死身忍者、毒霧使いと能力者多数で、決闘する10人だけで、十分国を盗れる力を持っている。戦国無双の一騎当千を上回る強さだ。

戦国時代の悲劇の恋と忍者アクションが目玉とはいえ、忍者アクションの魅力は及第点としても恋物語の部分がインパクトに欠ける。

世継ぎ同士ということで駆け落ちもできず戦う宿命にあるわけなのはわかるが、互いのカリスマ性(※もちろん演じている役柄)がないせいか手下忍者のスタンドプレーが非常に目立った。

忍って縦社会じゃないのか?

映画自体の出来とはあまり関係ない部分だが、頭領同士という重みがあまり感じられなかった。

そのせいか二人の行動にも説得力がなく、ダメ世継ぎの空騒ぎとしか思えなかった。

評価のほうは『仮面ライダーカブト』のクロックアップに似た能力を久しぶりにみたというだけで★★★

クロックアップが何かわからない人は、下の動画の2分30秒あたりからみるとよくわかります。

      


      

弦ノ介の髪型に注目!!







新しい相互リンクサイト。


HISTORY OF MY GUNDAM


親友こうぢくんのブログです。ガンダムと共に生き、ガンダムと共に散華する人物です。



小説とコミックの部屋

紹介文より〜小説とコミックについて作者別に振り分けて解説しているサイトです。

管理人へろさま


2月11日(日)   PS2



書き直してみた。

+ ワンダと巨像 +

+ ロマンシング・サガ -ミンストレルソング- +


2月12日(月)  『佐賀のがばいばあちゃん』の感想



■『佐賀のがばいばあちゃん



島田洋七 徳間書店

おいのうっかんがしじいちゃん

B&B島田洋七さんの祖母伝だ。貧乏を気にもとめず、すべてを笑い飛ばす"おさのおばあちゃん″のパワフルな生活ぶりを孫の島田洋七(本名徳永昭広)さんの視点から綴られている。

2006年には、佐賀で映画が上映され、2007年1月4日泉水ピン子主演でドラマ化された。

ちょうどHDDレコーダーが家で稼動しはじめたころで、『佐賀のがばいばあちゃん』のドラマの録画予約を頼まれていたのだが、裏番組の『酔拳』を録画しだいひんしゅくをかった。

こんなに昔のことを思い出して書けるのはすごいと思う。それだけそれだけ"おさのおばあちゃん″のインパクトが強かった証拠だろう。

その点私の祖父もなかなかの変わり者である。

「ハレー彗星は日本が打ち上げたとかい。」

と言っていたそうだし、捨てること壊すことにかけては並々ならぬ情熱を注いでいる。

部屋のゴミを片付けていると頼んでもいないのにどこからかやってきて、壊し、捨ててくれる。

小、中、高のノート、教科書類のすべてはじいちゃんが捨ててくれた。

またこんなエピソードもある。

私の両親が共働きのため、祖母と曽祖父に面倒をみてもらっていた。祖母がちょっと用事があるとかで祖父に

「りょういちばみとってね。」:りょういちの面倒をみていてね。

と頼んだらしい。

その後、私はマジックを食べようとしていたらしく、戻ってきた祖母はそれをみつけ、

「みとってていうたろうもん!」:面倒をみていろと言っただろ!

怒り狂う祖母に対して祖父は

「みとったばい。」:みていたよ。

文字どおりじっと見ていたらしい。

最新のエピソードは、散歩だ。

朝の散歩が日課のようで、夜も明けていない早朝を蛍光のたすきなしで歩いていて、同じく早朝出勤だった父を駅まで送っていた母があやうく轢きかけたらしい。

"おさのばあちゃん″とは違う意味で私の祖父は私に笑いという刺激を与えてくれる。


2月13日(火)  修正



2007年に突入してから相互リンクを申し込まれる回数が増えた。

就職してから全くリンクの申し込みを行っていなかったのでうれしいかぎりだ。

これからもリンクを申し込まれるサイトを目指していきたい。

ということで、あ行の読書記録を修正した。


+ 日記 +

昨日、野球部の指導後近くの波止にアラカブ釣りへ行った。

満潮までの2時間勝負ということで、天気もよく、気温も高く潮もよいと好条件だった。

結果は、20cmほどのアラカブ2尾。

新エギロッドの調子もよく、アラカブのひきもよく、寒くはあったが満足の釣行だった。

来週は長崎にカワハギ釣りに行く。

2月17日

か行の読書記録を修正した。

3月4日(日) 『ボーン・アイデンティティー』の感想



インフルエンザウイルスにやられた。

うまれてはじめてのインフルエンザ。

うまれてはじめてのタミフル。

3日間寝込み、熱が下がって2日間自宅待機。

いまだに気分が乗ってきません。



■『ボーン・アイデンティティー〜THE BOURNE IDENTITY〜』★★★★



マット・デイモン、クリス・クーパー、クライヴ・オーウェン出演。

記憶喪失の上に命を狙われるなんてついてない

〜あらすじ〜

地中海に重傷のまま漂っていた男(=M・デイモン)を漁船の乗組員が引き上げる。

なんとか回復した記憶喪失の男は、尻に埋め込まれていた銀行へ向かう。

そこで彼が目にしたものは、複数のパスポートと多額の現金、そして銃だった。

『ミッション・インポッシブル』とよく似たサスペンス・アクション。

M・デイモンが鍛えた身体でかっこいいアクションを披露する。

とくに階段から飛び降りながらの銃撃はかなりかっこいい。

CIAがマヌケにしか見えないところが惜しいところです。

ジェイソン・ボーンシリーズの第1作必見だ。

3月15日(水) 『螺鈿迷宮』の感想



3月9日、卒業式があり、3年生を無事卒業させ、3年生職員旅行に行ってきた。

博多、長門湯本で1泊ずつした。

3月13日、県立高校後期試験の合格発表日。発表は9時。9時20分まで授業をして、職員室に戻ると、学年主任の先生が、大きく○の合図。

なんと全員合格!!

あとは、23日の中体連新人戦が終われば、自分の今年度の教師生活も終わる。

4月からは、ワーキングホリデーとかいうやつで語学修業をしたいと思う。

ら行の読書記録を修正した。


■『螺鈿迷宮



海堂尊 角川書店

ラッキーペガサス

〜あらすじ〜

留年医大生の天馬大吉は、麻雀の負けにより桜宮病院へボランティアとして潜入を依頼される。

『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』でも何度か名前が登場した桜宮病院が話の舞台だ。

田口&白鳥コンビのやりとりをみることができないのが残念だが、“火喰い鳥”白鳥の部下氷姫が登場する。

本作は医大生天馬大吉が語り手となっている。

両親を失った過去をもつ大吉が桜宮病院で死について深く学ぶ過程はとても感情移入ができるが、前2作に比べると断然重い。

前作以上に日本の医療制度を批判していて、次回作をにおわせるラストだった。

もちろん前2作必読だ。

満を持しての登場だった氷姫、自分の想像していた人物とはかなりかけ離れていた。いい意味でも悪い意味でも期待を裏切られた。

次回作が楽しみだ。



3月18日(日) 



グラブを購入した。

高校時代の野球部の主将がスポーツ店で働き始めたので、仕事帰りに寄るようになり、購入にいたった。

このニューグラブで野球部の子たちとキャッチボールしたいと思う。



軟式用内外野オールラウンドグラブ

別角度からだと、こうなる。



メーカーは、



そのスポーツ店オリジナルだ。

友人曰く、軟式グラブでは最高級だそうだ。

硬式でも使えるらしい。

値段は21,000円。2割引してもらい16,800円。



あるメーカーの型を注文して、オリジナルのマークTSを入れたそうだ。







なかには“”が刻印されている。

毎日手入れします。


3月22日(木) 春分の日

新しい相互リンクサイト

最高の映画、面白い映画=おすすめ映画

紹介文より〜50音順、ジャンル別に分けておすすめ映画を大紹介しています。

管理人杉山人志さま

3月24日(土)  『終末のフール』の感想



22日、春の新人戦があった。結果はパート2位。辛うじて1勝することができた。

3-2のまま4、5、6、7回をしのぎきった守備にはしびれた。

最後の采配だったので、勝てて本当によかった。

さ行の読書記録を修正した。


■『終末のフール



伊坂幸太郎 集英社

小惑星衝突まであと3年

「終末のフール」、「太陽のシール」、「籠城のビール」、「冬眠のガール」、「鋼鉄のウール」、「天体のヨール」、「演劇のオール」、「深海のポール」

8年後、小惑星が地球に衝突すると発表される。

そして5年がたった仙台市ヒルズタウンに住む人たちの8つの物語。

8つの短編からなり、舞台、設定は一緒で、語り手が替わる。

死を3年後に控え、受容しつつある者、足掻く者など様々な登場人物が、死というもの、人生というものについて考える。

各登場人物らがリンクし、交錯する。

3年後に死を控え、人々はどう毎日を過ごすのか、絶望と希望が交わる筆者の書き方は絶妙で、暗さを感じさせない。

もし登場人物と同じ状況に陥ったらどうするだろうか。

まず、農業関係の仕事に従事していなかったことを悔いるだろう。

そして、仕事を辞め、自家栽培できる野菜を育てる。

小惑星衝突まで生きたいと思うだろう。

電気が供給されれば、このサイトも存続し、可能なかぎり更新しつづける。

まだ感想を書いていない本、映画があるので、1年はもつかもしれない。

もしもシリーズで、「明日死ぬなら、何をしますか?」みたいな質問があった気がするが、8年というのは長すぎてピンとこない。


3月27日(火)  『どちらかが彼女を殺した』の感想



25日、久しぶりに三井グリーンランドへ行った。

仁王とスーパーヴァイキングは2度と乗らないと固く誓った。



■『どちらかが彼女を殺した



東野圭吾

どっちが彼女を殺したんだ!

〜あらすじ〜

和泉園子が自室で死んでいた。兄康正は彼女の死体の第一発見者だった。

妹は誰かに殺されたと確信し、1人捜査を開始する。

最後まで真犯人を明かさない本格ミステリーだ。

犯人候補は2人。

園子の恋人と親友だ。

どちらかが彼女を殺した

らしい。

最後の最後まで犯人は明かされず、後は自分たちで考えろということらしい。

ぶっちゃけ、どっちか分からない。

袋とじにヒントがあるようだが、わからない。


3月31日(土)  最後のお勤め



社会人1年目、教師生活1年目が幕を閉じた。

4月からはまたまたモラトリアムだ。

中学校での勤務は、教育実習では学べなかった学校経営の裏事情、生徒指導の重要性、不登校傾向生徒への対応、保護者との付き合い、近隣中学校との連携、部活動指導の大変さなど多くのことを知った。

この1年の収入を元手にワーキングホリデーに旅立つわけだが、お世話になった先生たち、生徒、保護者さんたちのためにも、一回りも二回りも成長して、採用試験を突破し、教師として働きたいと思う。



■『トム・ヤム・クン!〜TOM YUM GOONG〜』★★★★★



トニー・ジャー主演。

整形外科医大繁盛

〜あらすじ〜

国王に象を進呈するため、父とともに街へ出てきたカーム、彼の愛象ボーヤイとコーンは国際密輸組織に連れ去られてしまう。

家族同然の象を取り戻すためカームは単身オーストラリアへ。

この映画をみていると、悟空がレッドリボン軍に単身乗り込んだあたりの話がフラッシュバックしてくる。

アクション映画の最高峰と考えていたジャッキー映画をはるかに上回る大迫力の『マッハ』をさらに上回った。

のどかなタイの田舎から一転、派手で体を張ったアクションはもうそこまでしなくてもいいんじゃ…というレベルだ。

細長モーターカヌーチェイスでは、水上コテージが犠牲になった。

そして後半の体を張ったアクションは製作者、出演者の執念を感じる。

見所はなんといっても寺院での3連戦だ。

登場があまりにも不自然だったが。

ストUか。

1人目はカポエイラ使い。

ロナウジーニョ?。

2人目は剣士。

特になし。

3人目は2mの巨漢プロレスラーだ。

『死亡遊戯』と似ているといわれればそうだ。

『マッハ!』、『七人のマッハ!』を見た人は迷わず観るべし。

映画のためなら体を張るタイのアクション映画の真骨頂をみた


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