日記2012年2月8日〜年月日 過去ログへ |
■2月8日(水) 戦国大名風雲録パート3 ついにおれの出番がやってきたよ。 |
■2月9日(木) 戦国大名風雲録パート4 ついに討伐完了、ROCK隊長、動画制作おつかれさまでした。 |
■2月10日(金) 『マドンナ・ヴェルデ』本と『館島』本の感想 本来、映画の感想をのせるのがこのサイトの目的だったのだが、2011年9月以来映画の感想の更新がないという体たらく。 すっかり書評のサイトと化してしまった。 あとモンハンの活動も。 というわけで久々に映画の感想をといきたいところだが、実は本の感想がたまっているため、そちらから消化していこうと思う。 今日ご紹介するのは私の大好きな作家海堂尊さんの『マドンナ・ヴェルデ』と東川篤哉さんの『館島』です。 ■『マドンナ・ヴェルデ』12/02/10UP 海堂尊 新潮社 『ジーン・ワルツ』の別視点 山咲みどり、55歳、夫に早くにしなれ、女手ひとつで娘理恵を育ててきた。 ある日、産婦人科医となった理恵から代理母出産を頼まれる。 断ろうとするも過去の理恵のある言葉のことがあり、みどりはしぶしぶ引き受ける。 海堂尊さんの作品にしては珍しく医師視点からではない話だ。 産婦人科医曾根崎理恵の母山咲みどりが主人公だ。 『ジーン・ワルツ』を既読の方はおわかりのように代理母出産の一般人視点からという内容だ。 医師視点からだと代理母出産の合理的考え方は受け入れやすいものの、一般人視点から描かれるとやはり怖くみえてくるからとても不思議だ。 『ジーン・ワルツ』との組み合わせで一つの作品と考えていいようだ。 ぜひセットで読むべき作品である。 個人的には出産についての安全神話などがとても興味深かった。 ■『館島』12/02/10UP 東川篤哉 東京創元社 瀬戸内海の島に立つ館 198X年、建築家で経営者でもある十文字和臣が墜落死した。 場所は瀬戸内海の孤島、横島で、彼が最後に建てた別荘で発見されたのだ。 その別荘は正六角形の形をしている珍しい館だった。 主人公は二人、相馬隆行、26歳、岡山県警捜査一課の刑事と小早川沙樹、私立探偵。 瀬戸大橋がかかる前の島のお話だ。 陸の孤島に閉じ込められての連続殺人事件はもはやミステリーの定番だが、館シリーズ特有の不気味さは全く感じられないユーモア本格ミステリーだ。 著者特有の野球にたとえた地の文の描写は秀逸で野球大好きの自分には(゜ー゜)ニヤリとさせられる場面がたくさんある。 個人的には映画化してもらいたい作品だ。 |
■2月13日(月) 雪山に降り立つ赤い影 前編 ROCK隊長と二人でフルフル亜種討伐へ行ってきました。 私はガンランスでの参戦です。 |
■2月22日(水) 雪山に降り立つ赤い影 後編 二人だと時間がかかりました〜。 |
■3月24日(土) 『プリンセス・トヨトミ』本と『ミス・ジャッジ』本の感想 ■『プリンセス・トヨトミ』12/03/24UP 万城目学 文芸春秋 豊臣家の末裔を守れ!! 会計検査院第六局に属する松平、鳥居、旭の三人は大阪へ調査へ向かう。 その頃、空堀商店街でお好み焼き屋太閤を経営する幸一は、ある重大な大阪の秘密を息子大輔に打ち明ける。 その場所はなんと大阪城にある国会議事堂だった。 映画化された本のコーナーにあったことと、プリンセス・トヨトミという歴史を感じさせるタイトルにひかれた。 主要登場人物は、会計検査院の松平副長。 検査の鬼と呼ばれている。 中堅、鳥居。 新しいインクに反応する胃腸を持つ奇跡の男。 そして紅一点、旭・ゲーンズブール。 内閣法制局出身の超エリート。 対するは大阪サイド。 大阪国総理大臣である真田幸一。 その息子大輔。 そして大輔の幼なじみ橋場茶子。 主要登場人物はこの6人で、国の予算が自治体で適切に使用されているかを検査する会計検査院のメンバーが、大阪国に配分されている5億円の使い方に異論を唱え、対決する。 大阪国って?とか、プリンセスって? といった疑問があるかと思うが、そこは読んでのお楽しみ。 注目はやはり、大阪国のシステムだ。 父から息子へ、その秘密が託されるのだが、その過程がとても興味深い。 昔からある慣習というものの大切さをそれとなく伝えてくれるいい作品である。 ■『ミス・ジャッジ』12/03/24UP 堂場瞬一 実業之日本社 メジャーリーガーと審判 橘由樹は今年、ボストンレッドソックスに移籍したばかりのピッチャーだ。 彼の持ち味はコントロール。 そんな彼の悩みの種となっていたのが、高校、大学の先輩で肩を壊し、審判へと転身した竹本の存在だった。 偶然にも橘の大リーグ初先発の試合で竹本がチーフを務めることになる。 タイトルが示すとおり、橘のある一球に対する竹本のジャッジから物語が紡がれていく。 スポーツを題材にした作品が多い筆者だけに登場人物(スポーツ選手)の心情描写が非常に豊かだ。 とはいうものの橘と竹本の視点から描かれているだけなのだが。 橘の大リーグ移籍1年目のシーズンを通して、橘の選手生活と竹本の審判生活が交互に描かれている。 競技者と審判という同じグラウンドに立っていながら全く違う立場の二人が影響しあうわけだが、どちらのキャラクターも魅力的である。 ただ、二人とも陰と陽でいうと、陰性の性質を持っているため、脇役に陽性のキャラクターが多い。 橘の相棒をつとめる捕手マルチネス、チームリーダーでエースのギブソン、そして監督のホルツマンなどがそうだ。 プレーオフまえのホルツマンのセリフがとくにお気に入りだ。 抜粋すると 「俺は勝利が欲しい。ワールドシリーズ優勝のリングが欲しい。ちやほやされたい。オフはテレビ出演で稼ぎたい。孫に話せる自慢話を仕入れたい。それをよく覚えておいて欲しいんだ。よし、さっさとケツを上げて体を動かせ。」 |
■4月11日(水) トリックスター!前編 今回の相手はババコンガ亜種です。 |
■4月14日(土) トリックスター!後編 |
■4月24日(火) 『魔笛』本と『幻夜』本の感想 ■『魔笛』12/04/24UP 野沢尚 講談社 照屋礼子の生涯 渋谷スクランブル交差点で爆破テロをおこしたメシア神道の幹部照屋礼子は公安から送り込まれたスパイだった。 彼女がどうしてスクランブル交差点を爆破したのか、そして鳴尾良輔巡査部長に逮捕されるに至ったのかを主に照屋礼子本人、鳴尾良輔の視点から描いた作品だ。 2000年の話ということで、オウム真理教がモデルとなったことは言うまでもないだろう。 当時の過熱報道ぶりを全く理解できなかった自分としては、彼らの摘発に乗り出した警察の心中などさっぱりわからなかったのだが、こうして活字で見ると、その大変さがよくわかる。 上で述べているように、犯人である照屋と追う側である鳴尾。 追われる側、追う側から事件の輪郭が形成され、非常に明快なストーリー展開なのだが、そこには公安警察や、メシア神道のボス聖仙の思惑も絡み、最後までハラハラドキドキの展開となっている。 タイトル『魔笛』も重要な局面で出てくるので、楽しみながら読めるのも魅力である。 ■『幻夜』12/04/24UP 東野圭吾 集英社 『白夜行』の続編? 倒産寸前の工場を経営していた父親が自殺し、葬儀が一段落したとき、水原雅也が住む地域を大地震が襲った。 そんな彼の前に現れたのが新海美冬という謎の女性だった。 『白夜行』の続編とも言われている作品で、これまた分厚い本だ。 『白夜行』では主人公二人の心情描写を描かないことで二人の狂気ぶりを表現していたのだが、今回は違う。 主に雅也からの視点で彼らの狂気ぶりが描かれている。 阪神大震災後、東京に出てきた雅也と美冬は、結婚することなく暮らし始める。 雅也は職人が怪我し、代役として工場に勤め始め、美冬は宝石店華屋で働きはじめる。 美冬は自分の幸せのために雅也を利用し、様々な悪事を行っていく。 美の追求のためなのかなんなのか、他のホラー小説よりもこちらで描かれる人間の狂気というものがよほど恐ろしい。 ぜひご一読を。 |
■4月27日(金) 『インディ・ジョーンズ』映画と『ハムナプトラ3』映画の感想 アクション・アドベンチャー映画の感想を2本更新。 ■『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 -Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull-』★★★ 12/04/27UP ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ出演 インディ・ジョーンズ復活 1957年、アメリカネバダ州にある政府の倉庫にソ連の軍人と彼らに拉致されたインディ・ジョーンズ(=ハリソン・フォード)の姿が。 19年ぶりの最新作は、水晶のドクロ、クリスタル・スカルが主役だ。 クリスタル・スカルをめぐり、インディたちとソ連軍のスパルコ大佐たちが争奪戦を繰り広げる。 さすがにハリソン・フォードも歳をとったなぁと感じる。 ご老体にムチ打ってのアクションシーンにはやはり切れがない。 もちろんムチ打っては文字通りの意味になる。 とはいえ、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役でもアクションに切れがあったとはいいがたいが。 19年たっているが、雰囲気は変わらず、謎解きでは天才的閃きをみせるが、ここぞの場面で間抜けなインディ・ジョーンズは健在だ。 今回の相棒は、マット(=シャイア・ラブーフ)というバイクとナイフを愛する青年だ。 彼の素性も驚きである。 ■『ハムナプトラ3 -The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor-』★★★12/04/27UP ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー出演 VS皇帝! リック・オコーネルの息子アレックスが皇帝(=ジェット・リー)の墓を発掘した。 墓には様々な罠が仕掛けられていたが、無事遺体を運び出すことに成功する。 今度の相手は現代に復活した皇帝だ。 リックと妻エヴリン、エヴリンの兄ジョナサン、そしてアレックスが家族の絆を武器にカンフーマスターに立ち向かう。 シリーズのファンは見て損なしの内容。 相変わらずリックは無鉄砲だし、ジョナサンは損な役回りとシリーズの魅力は見事に引き継がれている。 さらなる続編に期待したい。 |
■5月1日(火) チャチャブー大乱闘!パート1 チャチャブーを20匹討伐すればクリアのクエストだったのですが、無謀にもキングチャチャブーに挑戦してきたよ。 |
■5月4日(金) チャチャブー大乱闘!パート2 |
■5月8日(火) チャチャブー大乱闘!パート3 |
■5月12日(土) 『インシテミル』映画と『ウルヴァリン』映画の感想 ■『ウルヴァリン: X-MEN ZERO -X-Men Origins: Wolverine-』★★★★ 12/05/12UP ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー出演 ウルヴァリン誕生秘話 能力に覚醒し、父親を殺害したローガン(=ヒュー・ジャックマン)は兄ビクターとともに家を出て、数々の戦争に参加する。 ウルヴァリンことローガンがアダマンチウムの鉤爪を手にし、X-MENへとつながる映画となっている。 主演は変わらずヒュー・ジャックマンが演じている。 鍛えられた肉体は相変わらずすごい。 超能力や超常現象が飛び交うシリーズだが、この映画は、ウルヴァリンにスポットがあてられているため、肉弾戦が主となっている。 しかし、その肉弾戦が大迫力のため、すばらしいアクション映画となっている。 とくに最終決戦のウェポンイレブンとの戦いが秀逸だ。 不死身の肉体、近距離テレポート、目から破壊光線、アダマンチウウムの剣を持つ強敵だ。 このシリーズを見たことない人でも予習することなく楽しめる内容なのでぜひみてもらいたい。 ■『インシテミル -7日間のデスゲーム-』★ 12/05/12UP 藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、武田真治、平山あや、阿部力、北大路欣也、 片平なぎさ、石井正則出演 原作とは別物 時給11万のわけありバイトに応募した結城理久彦たち10人は暗鬼館という周囲から隔離された施設で7日間過ごすよう通達される。 そこでは人を殺したり、犯人を当てるとボーナスがもらえるというものだった。 いきつけの本屋で、映画化される文庫本コーナーにあった本を読んだのがきっかけだった。 何度も読み返すぐらいおもしろい原作だったので映画のほうも期待していたのだが、もはや別物というしかない。 登場人物が減らすことで尺を短くしようとしたのはわかるが、原作の主題でもあった、「ミステリーへの敬意」というものが全く感じられない((+_+)) 残念ながら製作者サイドはイケメン俳優と若手人気女優の殺し合いを見せたかっただけのようだアハハハハ "o( ̄▽ ̄メ )。o0○(()) というわけでレンタルする人は原作とは別物のただの殺し合い映画と思ってください。 石原さとみが意外とおっぱいがでかいことに気づいたのが収穫です。 |
■5月17日(木) 『バイバイ、ブラックバード』本と『完盗オンサイト』本の感想 ■『バイバイ、ブラックバード』12/05/17UP 伊坂幸太郎 双葉社 謎のバスに連れて行かれる5股男 星野一彦は、とある事情からあるバスで遠くへ連れて行かれることが決まっていた。 彼は交際していた女性たちに別れを告げるため、彼女たちに会いにいく。 太字の強調からわかるようにモテモテ男の哀れな末路を描いてあるといえば、多少溜飲は下がるだろうか。 彼に同行するのは組織の一人繭美だ。 彼女は星野の別れを台無しにするというか、おもしろがっているというか、とにかくスケールの大きい女性だ。 6話から構成されていて、女性とのなれそめ、事情説明、そしてちょっとした事件、出来事という流れになっている。 5人の女性と同時に付き合っていたモテ期の星野一彦がどうなっていくんだろうと、彼の視点にたったり、たたなかったりでハラハラしながら読める。 非モテの男性がざまぁみろと読むか、こんな男性にひっかかったらだめだよねと女性が悟るか…。 余談だが、ブラックバードといえば、遊戯王5D'sのクロウ・ホーガンのD・ホイールだ。 ■『完盗オンサイト』12/05/17UP 玖村まゆみ 講談社 ロッククライマーが盆栽を盗む 高校を中退し、渡米、数々の山を完登してきた水沢浹。 倒れたところを寺の住職岩代に拾われる。 彼の紹介で工事現場で働くことになるが、休憩中ロッククライミングの真似事をしているのをある人物に見られる。 帯のコメントにつられて購入したのだが、それほどおもしろくなかったというのが正直なところだ。 まあ、江戸川乱歩賞受賞作ということで以前にも『プリズン・トリック』を読んでこれまた後悔したのだが、見事に二の舞となってしまった。 主人公が皇居の盆栽を盗むという話なのだが、そこまで人間模様というかドラマ部分が長い。 そこまでが魅力的な部分だと指摘されるとつらいが、ミステリーを期待していたせいか、少々がっかりした。 「帯をみて買わない」ということを学ばせてくれた一冊となった。 |
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