咆哮と彷徨の記録




■『BIOHAZARDU APOCALYPSE RESIDENT EVIL:APOCALYPSE〜』★★ 05/05/24UP



〜あらすじ〜

前回の続きでアリス(=M・ジョボヴィッチ)が病室を出てからの話です。T-ウイルスの感染がラクーンシティ全体に広がり街全体が隔離されます。


プレイステーション版の1でおなじみのジル・バレンタインが登場します。しかもいちばん露出の多い3のコスチュームで大暴れします。

ゲーム中でも黒髪だったか記憶が定かではないんですが、ボディラインは完璧にジルでようやく「バイオハザード」をみている実感がわきました。

そこで実感するのもおかしな話ですが。

しかし映画の中では主役ではないので登場シーンは少ないです。

次に主人公のアリスですが、アンブレラ社で実験に使われたためパワーアップしての登場です。

前作では少なかった戦闘シーンがかなり増えていました。これは、アクションに重点置きすぎです。

「バイオハザード」といえばホラー、怖さを感じてこそアイデンティティが保たれるはずです。扉を開けるときの怖さ、背後のクローゼットからのゾンビ、廊下からとびだしてくる犬、突然襲ってくるカラス・・・。

もうね、「バイオハザード」の名を語ってくれるなと。

一番残念だったのが期待の追跡者が人間に操られていることです。

そんな追跡者は見たくなかった。ジルより足が速い追跡者、カルロスと共に倒した追跡者、ラスボスよりインパクト大の追跡者が・・・。

■『パイレーツ・オブ・カリビアン−呪われた海賊たち− 
〜PIRATES of the CARIBBEAN the curse of the black pearl〜』★★★★★ 05/01/30UP



ジョニー・デップ主演。

〜あらすじ〜

港町を襲った海賊たちは呪われた海賊船ブラックパール号の海賊達で、エリザベスのもつ金貨を彼女ごと奪っていきます。

彼女を助けるべくウィル・ターナー(=オーランド・ブルーム)はブラックパール号をよく知るジャック・スパロウ(=J・デップ)を脱獄させます。

海戦シーン、ウィルとジャックの対決は見ごたえ十分でした。ジャックのひょうひょうとした性格や行動は強烈で、良心的な存在のウィルと対照的で二人のキャラクターがよく描かれていました。

逆にそれ以外の人物のインパクトが薄かったの残念です。月明かりの下の戦闘で、呪われた姿と普通の姿を交互に見せるところは見事な映像美でした。

海賊とは自由を愛する職業であると感じさせる映画です。

■『ハウルの動く城 06/02/09UP



カルシファーが動かす城

〜あらすじ〜

帽子屋の娘ソフィーは荒地の魔女に呪いをかけられ、老婆の姿に変えられてしまいます。それで魔法使いハウルの城の掃除夫になります。


ネタバレしています。

一言でいうなら、脚本がひどい。ソフィーが話に必要だったのかもよくわかりません。以下かなりネタバレしていますが、見ているうちに忘れるぐらい話がよくわからないので読んでも大丈夫だと思います。

これってどの場面だったっけと思うほど話の流れが意味不明です。観たかたならお分かりになると思います。

そんなときは、主人公の心情の変化から話の流れを再構築するわけですが、この主人公たちがひどい。

特にソフィーがひどい。勝手に掃除夫になったり、ハウルに恋したり、カルシファーを救おうとしたりと恋する老婆にはついていけません

ではハウルはというと、こちらも紳士面したり、キレたり、甘えたりと情緒不安定の魔法使いにはついていけません

そんな二人がストーリーを引っ張るもんだからわかるわけがない。

火の悪魔カルシファーは契約の一点張りで使えないし、マルクルはお子ちゃますぎて説明できません。

唯一の良心かつ常識人のカブはかかしにされているためしゃべれませんでした。

だいたい、ハウルは荒地の魔女が怖いくせに荒地にいたり、呪いがかかっているのに若返ったり、カルシファーを城の外に出して、城を半壊させまた城を動かそうとしたりと話に一貫性がなさすぎます。

かなりの低評価ですが、理解に努めようと3回も見たんですよ。そして、こんなサイトを経営していることを恨みました。

■『鋼の錬金術師‐シャンバラを征く者‐〜FULLMETAL ALCHEMIST THE MOVIE CONQUEROR OF SHAMBALLA〜』★★★ 07/01/01UP



ハガレンアニメ版完結

〜あらすじ〜

扉の向こう、1923年ミュンヘン、エドワードはあるフォンス・ハイデリヒと共にロケット作りに携わっていた。一方、アルフォンス・エルリックのほうは兄エドワードを探す旅を続けていた。


大人気コミック、アニメの『鋼の錬金術師』の劇場版です。エドワードが自分の体を犠牲にしアルフォンスを復活させてから3年後、扉の向こうの世界と、エドワードが元いた世界でそれぞれ物語が展開していきます。

作品本来の主題である贖罪のテーマはあまり表立っておらず、戦争が起きることの醜さが目立っていました。そのためかキャラクターの描写はそこそこで、あくまでアニメの続きという感じでみたほうがよさそうです。

眼帯姿のロイ・マスタング、少し成長したエドワード、ウィンリィなど原作にない姿は必見です。

グラトニーの登場はかなり無理があった気がします。

■『ハスラー2〜The Color of Money〜』★★★ 05/09/01UP



ポール・ニューマン、トム・クルーズ出演。

〜あらすじ〜

酒のセールスマンをしているエディ(=P・ニューマン)はビンセント(T・クルーズ)のプレイをみて、彼の中に若い頃の自分の姿を見ます。そこで、アトランティック・シティでの大会まで彼と武者修行の旅に出ます。

ビリヤードのテクニック云々よりいかにして儲けるかを教えようとしますが、ビンセントはビリヤードを楽しみたい性分なため反発します。

要するにお子ちゃまなわけです。

ビンセントは自信過剰なところといい『トップガン』のマーベリックとそっくりのキャラクターです。彼の相棒の女性も似てますけどね。

ハスラーだけあって二人のキューさばきは見事でした。自分では勝てそうもありません。撮り直しもやったと思いますが、相当練習したんじゃないでしょうか。

様になっていたとかいうレベルではありませんでした。しかもT・クルーズはキューをヌンチャクのように操っていました。こちらも相当練習したんじゃないでしょうか。

ちなみに自分の腕前はナインボールでもエイトボールでもブレイクショットで玉がポケットに落ちることはほとんどないぐらい下手です。

あと、このときのトム・クルーズはチャーリー・シーンにそっくりです。

■『バタフライ・エフェクト〜THE BUTTERFLY EFFECT〜』★★★★ 06/04/02UP



アシュトン・カッチャー主演。

アシュトン・カッチャーの走り方がおもしろい

〜あらすじ〜

“It has been said that something as small as the flutter of a butterfly's wing can ultimately cause a typhoon half way around the world.”- Chaos Theory 

小さなチョウの羽ばたきが地球の裏側で台風を起こすこともある カオス理論

〜あらすじ〜

7歳のエヴァンはたびたび記憶をなくします。父親ジェイソンと同じ病気を疑う母アンドレアですが、検査の結果異常は見つかりません。そこで、記憶力を高めるため日記をつけはじめます。


過去を変えてはいけない・・・。使い尽くされた感のあるネタですが、その基本中の基本をとことん極めた映画だといえるでしょう。

『タイムマシン』と『ペイチェック』を足して2で割ったような感じです。

愛する女性のためなら過去をも変える、しかし、過去のひずみが現在に影響し、うまくいかない。とことん計算されつくしています。

ただ、なぜタイムスリップできるのかが全く明かされなかったのが残念です。

映画の焦点はそこではないので、問題ないといえば問題ないんですが、親から引き継いだ能力だからというのはちょっと強引な気がします。

以下、ネタバレです。エヴァンの行動を記しています。

流れとしては、最初の筋がケイリーの自殺。

1回目のタイムスリップ、ケイリーの父を脅すが、トミーに逆恨みされ、自分が刑務所行き。

2回目刑務所からスリップ。レニーに鋭利な刃物を渡す。レニーがトミーを刺殺。ケイリーは顔に傷を負う。エヴァンは全てを話す。

3回目爆発で両手を失う。

4回目地下室で爆発。ケイリー死亡。オープニングのシーン&日記なし。

5回目ショートムービーでタイムスリップ。ケイリーを突き放す。日記、ショートムービー、写真を焼却処分。エンディング。

■『バック・トゥ・ザ・フューチャー〜BACK TO THE FUTURE〜』★★★★★ 08/05/29UP



マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド出演

SF映画の最高峰

BS2で3夜連続放送やってたので、みた。

PART2、PART3まとめて紹介する。

タイムマシンを開発したドク、腰抜けと呼ばれるとかっとなってしまうマーティ、今でいうところの工藤新一と阿笠博士みたいな関係といっていいだろう。

この名コンビがタイムマシンで大騒ぎする、SF超大作。

1985年上映ということでかなり懐かしく感じたが、久しぶりにみてもおもしろかった。

過去の出来事が未来を簡単に変えてしまうというタイム・パラドックス理論というか、ドク曰く時空の連続性を変えてはならないとかいう設定がうまく全編にわたって徹底されている。

タイムマシン・デロリアンもタイムトラベルするたびに改良されつつも、さまざまな障害(燃料漏れやプルトニウムなし)などで二人は容易にタイムトラベルすることができないのだが、それがまたおもしろい。

140km+1.22ジゴワットのエネルギー、第1作ではエネルギーがなく…。

3作では1885年、ガソリンが燃料漏れし、140kmのスピードがネックに。

歴史の修復といかにしてタイムトラベルを成功させるかの2本柱で最後まで飽きさせない脚本はすばらしい。

そしてマーティ演じるマイケル・J・フォックスが二枚目でありながら、動きがハリウッド俳優の動きでなく、完全にジャッキー・チェンのコミカルな動きである点も好印象(主に自分)。

SF、アクション、コメディとお得なこの映画は自信を持ってオススメする映画★★★★★だ。

■『バットマン・ビギンズ〜BATMAN BEGINS〜』★★★ 06/04/06UP



クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、渡辺謙出演。

金のかかったヒーロー

〜あらすじ〜

両親を強盗に射殺されたブルース・ウェイン(=C・ベール)は、悪を激しく憎むようになります。

やがて社会そのものを憎むようになり、独房へ。

そこに待っていたのがデュカード(=L・ニーソン)でした。

彼は‘影の同盟’の一員でブルースに超人的な力を授けるといいます。


テレビ東京でアニメが放送されていたのを数回、映画では凍らせるやつのを見たことがあります。

そういうわけでバットマンについての知識はほとんどありません。

この映画を観て思ったのは、バットマンは金と手間の掛かったヒーローだということです。

コスチュームにしろバットモービルにしろ、金がなければ、どうにもならなかったと思います。

その点、スパイダーマンはなんと安上がりかよくわかります。

当然スパイダーマンのボランティア的ヒーロー活動と異なり、とても現実的です。

闇夜にまぎれる黒いコスチュームで大物犯罪者を狙うという正義の執行者的立場をとっています。

そしてシンボルのコウモリ、これにも深い理由がありますが、それは本編で確認してもらうとして、自分でバットマンと名乗るあたりかっこつけすぎです。

バットマンの始まりをぜひというかたはどうぞ。

■『パッション〜THE PASSION OF THE CHRIST〜』★★★ 05/08/15UP



監督メル・ギブソン。

あらすじは、キリストが十字架に磔にされるまでの話です。

イエス・キリストの真実に迫った映画です。全くもって興味なしの映画でしたが、『ダ・ヴィンチ・コード』のあとがきにこの映画が触れてあったのでみることにしました。

4つの福音書を基に当時の言葉を忠実に再現したということで、何を言っているのかさっぱりわからない箇所が結構ありました。当たり前ですね。そのリアリティを追求する姿勢には恐れ入ります。

冒頭は誰もが知る有名な場面からです。ユダも裏切り者の代名詞にまでなって少しかわいそうです。こんなことで歴史に名を残したくないですね。

自分が予想していたものとは少し違ったんですが、真に迫るものがあって完成度は高かったです。特に鞭打ちのシーンは極度のMの人でもない限り2度と見たくないんじゃないでしょうか。

■『花嫁のパパ〜FATHER of the BRIDE〜』★★★ 05/10/17UP



スティーブ・マーティン主演。

〜あらすじ〜

フィットネス・シューズの工場を経営するジョージ・バンクス(=S・マーティン)は久しぶりにローマから帰国する娘アニーのことで落ち着きがありません。

家族そろっての食事で、そのアニーが婚約したと言い出します。

ジョージの妻ニーナ、息子マットは祝福するものの、ジョージは猛反対します。


父親は娘に特別な感情があるといいますが、まさにそれを題材にしたコメディです。

猛反対したとはいえ、しぶしぶ結婚を認めます。

映画のタイトルからもわかりますね。

ルックスは申し分なくかっこいいジョージですが、行動や言動は完全に3枚目のキャラです。そのギャップがたまらなくおもしろいです。

結婚するということで、娘の婚約者ブライアン&その両親と会います。この時点ではまだ娘の心配です

実は彼ら、とても金持ちなんです。家にプールがあるくらい。

そして、結婚式の話になります。このあたりから、とてもじゃないけれど笑えなくなります。

結婚式、結婚する二人は幸せの絶頂でしょう。しかし、その闇の部分、そう、費用はというと・・・。

花嫁側の負担、つまり、ジョージらの負担になりました。ここから先は金の心配です。実に生々しいです。これが笑えなくなる要因です。


結婚式の準備を妻ニーナの提案で結婚コーディネーターにお願いすることになります。(※当然お金がかかります。)

しかも、余計なことばかり言い出します。これは見てのお楽しみです。

ジョージにとどめをさしたのは、ケーキが1200ドル、食事が一人あたり250ドル、招待する人数は572人など具体的な金額です。(※これまた実に生々しい。)

ジョージは逃亡し、スーパーで八つ当たりします。

食事にかかる費用だけで144,200ドルですか・・・。パンに八つ当たりするのはかなりかっこ悪いんですが、気持ちはわかりますよ。

ミリオネアの最高賞金額を上回ってますからね。

何回ファイナルアンサーを連呼すりゃいいんだって話です。



この映画、表向きはハートフルなホームコメディですが、年頃の娘さんをもつパパさんたちにとっては違う意味でのホラーかもしれません。

■『パニック・ルーム〜PANIC ROOM〜』★★★ 04/10/29UP



ジョディ・フォスター主演。

〜あらすじ〜

引っ越したばかりの家に泥棒が忍び込み、主人公と娘は避難場所である“パニック・ルーム”に逃げ込みます。泥棒の狙いはパニック・ルームの中にある金庫の中のお金で、何度も侵入を試みます。

『ホーム・アローン』の大人バージョンというと誤解されそうですが、かなり似ていると思います。まぁこちらは笑えません。とにかく家が広いです。あれだけの家に住んでいると泥棒に狙われるのも当然です。

パニックルームへの外からの侵入が不可能なため、どうにか鍵を開けさせようとするんですが、主人公たちも譲りません。それらの攻防が一進一退なためかなりおもしろかったです。

日本だと隣の家の人がいくらなんでも気付くと思うので、リメイクするのは無理ですね。その前に、パニックルームがないですね。

衝撃の真実に気付きました。泥棒の一人ラウルが覆面をしていた理由は、顔を見られないためというより、頭髪を隠すためだったと。

■『バニラ・スカイ〜VANILLA SKY〜』★★★ 04/12/12UP



トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、カート・ラッセル、キャメロン・ディアス出演。

内容がかなり説明しにくい映画です。あらすじは省略します。

話が二転三転どころでなく、何度も変わっていくので理解に苦しみました。おふくろが映画館まで観に行ってよくわからなかったと感想をもらしていたんですが、1回では結構きびしいです。

しかし、『マトリックス』ほど複雑ではありません。最終的にはきちんと答えを出してくれます。<最初は、殺人を犯したデヴィッド(=トム・クルーズ)が精神科医に過去の出来事は話すストーリーかと思っていたんですが、次第につじつまがあわなくなって、謎が増えていくばかりでした。結局のところは、事故で死にかけた(死んだ?)のはデヴィッドだけで、その後LEの低温保存で生きる契約(皮膚組織の再生)を結び、そのオプションとして娯楽の夢を選び、その夢がこの映画の全てだったということですね。もう少しまともな夢をみてください。

■『ハムナプトラ-失われた砂漠の都- 〜THE MUMMY〜』★★★★ 05/01/10UP



ブレンダン・フレザー主演。

〜あらすじ〜

子どものときからのエジプトに憧れていたエヴリンは兄ジョナサンがもってきた鍵と地図から“ハムナプトラ”、そして黄金で出来ているといわれる“アメン・ラーの書”への手がかりをえます。

そしてオコンネル(=B・フレイザー)を加え、死者の都ハムナプトラへむかいます。


アメリカからのトレジャーハンターチーム、3000年の眠りから目を覚ました不死の怪物イムホテップ、謎の黒装束軍団などハムナプトラをめぐる争いは、最後まで目が離せません。

銃や剣を使ったアクションもおもしろいし、仕掛けられたトラップもなかなかのものです。そして、イムホテップですが、あの能力は完全に「スナスナの実」の能力です。

クロコダイルの実写版は彼で決まりですね。

『インディ・ジョーンズ』にシリーズに負けず劣らずの映画だと思います。

■『ハリー・ポッターと賢者の
 〜Harry Potter and the PHILOSOPHER'S STONE〜』★★★ 06/07/07UP



ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント出演。

賢者の石のセキュリティが甘い

〜あらすじ〜

ダーズリー家に居候中の少年ハリー・ポッター、彼の元にホグワーツ魔法学校から入学通知が届きます。


世界最高のファンタジー小説の序章を映画化した作品です。最初、原作を読まずにみました。19歳ぐらいのときです。

なぜこれが世界的ベストセラーなのかさっぱりわかりませんでした。ちびっ子たちがたいして魔法も使わずに大冒険。原作を読む気にすらなりませんでした。完全に子供だまし、大学生になって読むやつじゃないと勝手に見下していました。

それが間違っていました。原作のおもしろさときたら評判どおりで『不死鳥の騎士団』まで一気に読みきりました。

そんなお気に入りの原作の映画化第1弾。おおまけにまけての★★★。やはり2時間半という制約のなかでは無理がありました。

クィディッチシーンをのぞいては原作の補助資料にしかなりえないと思います。


■『ハリー・ポッターと秘密の部屋
 〜Harry Potter and the CHAMBER of SECRETS〜』★★ 05/12/13UP



あらすじ、内容等については、こちらを参照してください。

ここでみていくのは、原作との相違点です。あれだけの原作全てを映像化したら、2時間半弱では終わらないので、どのへんがカットしてあるのかを2点紹介したいと思います。

@ 本作の最重要キーワード「秘密の部屋」について簡単に解説してくれたのは、原作では、「魔法史」の先生でした。名前は忘れましたが、ゴーストの先生です。

授業より聞きたがっていたからやむなく教えたといった感じでした。

一方、映画のほうは、グリフィンドールの寮監兼副校長でミネルバ・マグゴナガル先生でした。

リストラがあったのか、ただでさえ脇役の出番が少ない映画なのでゴースト先生のエピソードを削ったのか定かではありませんが、別にどちらでも構わないことは確かです。

A ポリジュース薬製造法について

一応説明しておくと、薬に変身したい人の体の一部を入れて飲むと変身できるというやつです。

ハリーらは、ねずみをゴブレットに変身させるぐらいのレベルなのでこういった薬が必要なのも納得です。

また、『炎のゴブレット』でもこの薬がちらと登場するのでその伏線としても重要な薬です。

相違点ですが、この薬の製造過程が原作と映画では全く違います。

原作では、先生の許可が必要な棚に、製造法が記された本があったため、ギルデロイ・ロックハートに許可をもらったというくだりからはじまり、材料の一つが貴重なもので、スネイプの薬品棚から盗んだりし、ようやく完成させたものでした。

映画では全てカットです。スネイプの薬品棚から盗んだことも『炎のゴブレット』のある重要なシーンの伏線になっているんですが、どうなってるんでしょうか。



以上2点をみてきましたが、第7作まで続くこのシリーズ、伏線がいたるところに張ってあるので、むやみにカットしたり変更すると後々矛盾が生じてくることは明らかです。

最後までちゃんと映画化されるか心配です。


■『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
 〜Harry Potter and the PRISONER of AZKABAN〜』★★★ 05/04/17UP



〜あらすじ〜

ホグワーツでの3年目の生活がはじまります。アズカバンの刑務所から囚人シリウス・ブラックが脱獄します。彼はなんと・・・。


このシリーズを映画で魅力を伝えるのは不可能だということです。原作を読んだ人ならおわかりのとおり重要でない部分はカットしてあって、物語がトントン拍子に進んでいきます。

ストーリー上重要でない部分といっても、そこに巧妙な伏線がいくつかあり、物語をおもしろくしているわけであって省略してあるのがとても残念です。

原作の内容を忠実に再現していたら4時間を越えていたと思うので、よくまとめたとは思います。しかし、原作のおもしろさには及びません。

細かい内容に触れていくと、新しい登場人物ルーピン、シリウスは自分のイメージより少しぽっちゃりしていました。トレローニーはもっと占い師らしい格好を想像していたんですがラフな格好で驚きました。

先ほど書いたとおり最重要部分だけで構成されているのでハリーとハーマイオニー以外の生徒の存在感が全くありません。

ロンの必要性すら感じないほど展開が早いです。

最も残念だったのが、一番期待していたクィディッチの試合です。原作を読んでいるときに笑ったリー・ジョーダンの解説がなかったのです。この部分をみたかったがためにレンタルしたといっても過言ではないので、はしょらないでほしかったです。

映画化するより、ドラマでじっくりやったほうが経済効果はあると思います。

■『ハリー・ポッターと炎のゴブレット
 〜Harry Potter and the GOBLET of FIRE〜』★★★★



〜あらすじ〜

夏休みを利用し、ハリーはウィーズリー一家とクィディッチワールドカップを見に行きます。そこで、かつてヴォルデモートに仕えていた死喰い人と闇の印が上がるのをみることになります。

ホグワーツの新学期が始まり、今学期は三大魔法学校対校試合が開催されることになります。


このシリーズでは当然のごとく原作を大幅カットしてあります。クィディッチ・ワールドカップの試合、セイレーン、ダーズリー一家にいたっては出番すらありません。ただ、一番盛り上がるドラゴンとの対決は、大幅に変更されていました。

ドラゴンの鎖が切れての空中戦など教育委員会に訴えられてもおかしくない教育でした。

また、ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンの成長ぶりには驚きました。それはそれは最高の美少女に成長しておられました。原作中では一番の美少女だと思われるボーバトンの代表フラー・デラクールの面目丸つぶれです。

まとめとして、原作の重要場面をなんとか忠実に再現できていますが、まだ物足りなさを感じる映画です。しかし、原作の内容からいって、不死鳥の騎士団、謎のプリンスが本作を超える盛り上がりを見せるかは疑問で、最終作を除けば、シリーズ一の最高傑作になる可能性は十分あります。

■『ハリウッド的殺人事件〜Hollywood Homicide〜』★★★★



ハリソン・フォード、ジョシュ・ハートネット出演。

刑事に副業をさせるな

コメディータッチのポリスアクションです。副業を持つ刑事たちが、人気DJ殺しの犯人を追ってハリウッドの町を奔走します。

軽いノリのバディムービーです。副業が不動産屋ヨガ教室のインストラクターという二人の刑事が事件の捜査にあたるんですが、捜査中に不動産関係の電話が入ったり、ヨガ教室の女の子が現れたり(しかも必ず名前を間違う)とハリウッドの治安が心配になるほど頼りない刑事たちの話です。

しかし、私情をはさむポリスアクションは数多いですが、副業が本業と同じくらいの位置を占めているため、なんの映画かよくわからない不思議で独特な雰囲気をもつ映画です。

この映画の一番の魅力は2枚目の2人がとてもかっこ悪い庶民じみた役をやることです。とくに子ども自転車に乗るH・フォードは必見です。

この映画の緊迫した場面を解きほぐす電話のコール音がとても印象に残っています。このシーンがこの映画の滑稽さをよく表しています。

■『パルプ・フィクション〜Pulp Fiction〜』★★ 05/08/23UP



ブルース・ウィリス、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン出演。

〜あらすじ〜

レストランで食事するカップルがいます。金を稼ぐにはどうしたらいいのかを話しあっているわけですが、結局レストランでレジのお金と客の財布を奪う結論に達します。


友人に勧められるまで恐らく観ることはなかったと思います。出演者をみてみると、ティム・ロスやタランティーノ監督までいます。ていうか脚本・監督がタランティーノです。

『キル・ビル』と同じくユマ・サーマンが出演しています。なんだか血飛沫が舞いそうな予感がしましたが、少なからずあたってました。

感想ですが、この映画はなんのジャンルに属するのかわかりません。タランティーノだからね。そう自分に言い聞かせるしかありません。

そしていつまでたっても物語の方向性がみえてきません。クエンティン・タランティーノ監督の映画ですからね。結局最後までよくわかりませんでした。

関係がありそうでない章で構成されているからのようです。

印象に残っているのはジョン・トラボルタのツイストです。ゆうくんおすすめ。

■『ヴァン・ヘルシング〜VAN HELSING〜』★★★ 05/05/24UP



ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセール出演。

〜あらすじ〜

お尋ね者だが悪と戦う組織に属するヴァン・ヘルシングはハイド氏を倒した後、トランシルバニアのドラキュラ伯爵退治へむかいます。


モンスター退治は男の子の憧れということで吸血鬼関連の映画はなるべく見るようにしています。

ヒーローは普通の人間のようでそうではないヴァン・ヘルシングが主人公です。一応真の正体があるみたいですが、神話や聖書なんかにでてくる天使の名前でした。どうみたって天使じゃないので気のせいかもしれません。

ドラキュラ伯爵の陰謀にフランケンシュタイン博士の怪物が関わってくるという怪物たちの夢の共演をみることができました。

だからってそれほど感動をあたえてもらってもいませんが。アクションはそこそこのレベルだし、画面から迫力や勢いは伝わってきます。

狼男対ヴァンパイアの戦いは背景のバチバチとあっているし、違和感はなかったです。ただ、ちょっとドタバタ騒動しすぎです。もう少し物語部分に配慮があったほうがラストも映えてくると思いました。セクシー・ヴァンパイアがかわいかったので★★★です。
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