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■『レイ〜Ray〜』★★★ 05/10/22UP
ジェイミー・フォックス主演
〜あらすじ〜
盲目のピアニスト、レイ・ロビンソン(=J・フォックス)は友人のゴッシーらとまくソン・トリオを結成し人気を博すが、ギャラの取り分でもめて、レイは抜ける。
次のバンドで各地を転々とするうちにヘロインを覚え・・・。
レイ・チャールズの伝記映画。
少年時代の回想を含めて物語は進んでいく。
1950年代〜60年代に活躍した歌手のようだが、全く知ない。
歌手なんで歌のシーンが多い。
J・フォックスが本物の歌手に見えるぐらい上手かった。
そして見せ方も上手かった。
レイ・チャールズの栄光と苦悩の日々といったところか。
スーパースター特有の自我の強さは一級品。
自分の間違いを認めずに開き直ることが許される。
まとめとして知らない人のことを語るのは難しいということだ。
J・フォックスは視覚障害者としか思えないほどの好演ぶり。
オスカー受賞もうなづける。 |
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■『レインマン〜RAIN MAN〜』★★★★ 05/01/20UP
1989年アカデミー賞作品賞受賞作品。ダスティン・ホフマン、トム・クルーズの出演
〜あらすじ〜
破産寸前のチャーリー(=T・クルーズ)のもとに父の死が伝えられる。
しかし、父とは絶縁状態だったため、300万ドル超の遺産の受取人に記されておらず、ショックを受ける。
しかも受け取るのは今まで存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンド(=D・ホフマン)だった。
自閉症の兄に300万ドルを渡しても何の意味もないということで、チャーリーは遺産の半分150万ドルを要求する。
破産寸前のため必死だ。
手段を選ばず、誘拐。
自分のことしか考えず、恋人スザンナに逃げられるのも当然だ。
そんなチャーリーが兄レイモンドの普通の人とは異なる点に戸惑いを感じつつも、理解を示し、心を通わしていくところは感動した。
D・ホフマンの演技はいうまでもなく超一品。
印象に残ったセリフはアボット・コステロのギャグ「一塁手は誰だ:What’s his
name?Yes. Then who’s playing first?Yes.」。 |
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■『レオン〜LEON〜』★★★ 04/12/08UP
ジャン・レノ主演
〜あらすじ〜
ニューヨークのリトルイタリアが舞台。
観葉植物とミルクが大好きな殺し屋レオン(=ジャン・レノ)のもとに、家族を麻薬捜査官スタン(=ゲーリー・オールドマン)に殺されたマチルダ(=ナタリー・ポートマン)がかけこんでくる。
殺し屋と少女の純愛、もしくは、友情、擬似親娘を描いた映画。
ジャン・レノの銃さばきは、凄腕の殺し屋の雰囲気が漂っていた。
銃、ミルク好き、手榴弾、掃除屋、この4つのキーワードから、マンガ「BLACK CAT」のルーツがこの映画からきている気がした。
アクションと単調な生活(腹筋、買い出し、朝の習慣)を織り交ぜたストーリーがしっかり構成されていて、退屈せずに最後までみることができた。 |
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■『レッドクリフ partT』★★★ 09/07/30UP
トニー・レオン、金城武、中村獅童出演
リアル三国無双
魏、呉、蜀の三国が中国の覇権をかけて争っていた三国時代、魏の曹操が80万の大軍で蜀を攻めようとしていた。
蜀の天才軍師、諸葛亮孔明(=金城武)は呉と同盟を結び魏に対抗しようとする。
三国志演義で最も盛り上がる赤壁の戦いの前哨戦が本作だ。
主な登場人物の人間性の説明と、蜀、呉の将軍達の技の披露が主な内容だ。
呉の大都督、周愉(=トニー・レオン)の策略と美人の奥さんのお披露目、蜀の将軍、趙雲、張飛、関羽の一騎当千ぶりなど、サービス精神旺盛だ。
とくに将軍たちの強さは尋常じゃない、PSソフトの無双シリーズのキャラそのままだ。
バッサバッサなぎたおしていくのでみていて爽快だ。
久しぶりに真・三國無双2したくなったぐらいだ。
もちろん、呂布をつかう。
話がわき道にそれたが、三国志に詳しくない人にとっても、親切な仕様になっているのでおすすめの映画だ。
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■『レディ・キラーズ〜THE LADY KILLERS〜』★★★ 05/03/22UP
トム・ハンクス主演
カジノ船の金庫破りのためにマンソン夫人の地下室で演奏の練習と偽り掘削作業を進める5人の泥棒たち。
知識豊富でとりわけ文学をこよなく愛するリーダー、ちょっとまぬけのお腹が弱い爆破のプロ、力だけがとりえのラインマン、タバコが手放せない将軍、潜入先のカジノの清掃員をクビになる青年で泥棒チームが結成されている。
5人のキャラクターがしっかり確立してあり、おもしろかった。
本格的な泥棒アクションかと思っていたが、全く違った。
なので、『オーシャンズ11』や『ミニミニ大作戦』みたいな泥棒映画とは異なった雰囲気が漂っている。
かといってコメディでもなく、いかんとも形容しがたい映画だ。 |
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■『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
〜LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS〜』
★★★★ 06/01/27UP
ジム・キャリー主演
邦題をつけるのに苦労したはず
〜あらすじ〜
火事によって両親を亡くしたヴァイオレット、クラウス、サニーのボードレール三姉弟妹は近所に住む遠い親戚オラフ伯爵(=J・キャリー)に引き取られる。
レモニー・スニケット(声の出演:ジュード・ロウ)が書き記したボードレール一家とオラフ伯爵の対決の記録という設定で、彼のナレーションが物語本編のいたるところに挿入されている。
いうなればストーリーテラー。
このあたりが邦題のネーミングと関係ありそうだ。
彼が背景知識や物語の補完をしてくれるため、非常にわかりやすい。
彼とボードレール一家、オラフとの関係はよくわからないが、とりあえず他人事という立場か。
この映画の特徴は、不幸を前面に押し出しているところ。
スニケットのナレーションは次の不幸を暗示し、画も原色がほどんどなく黒や灰色ばかり。
また、いたって普通の大人が一人もいない。
色物キャラばかりで、オラフ伯爵に狙われることよりもよっぽど不幸だと思う。
そのため、ボードレール姉弟妹はそれぞれの特徴を生かしてピンチを切り抜ける。
長女ヴァイオレットは発明の才能があり、リボンを結ぶと効果倍増。
長男のクラウスは莫大な知識量があり、1度読んだ本は全て記憶している。
次女のサニーは歯が尋常じゃないぐらい丈夫。
『ライアーライアー』、『ブルース・オールマイティー』、『トゥルーマン・ショー』といいジム・キャリー主演のコメディは彼の顔芸、話術、コミカルな動きによって彼一色に染まることが多いが、本作は違う。
ヴァイオレット、クラウスを演じる子役が実に見事な演技を見せている。
なぜならクラウス役の役者なら眼鏡かけてハリー・ポッターをやれると思うから。
ぜひご確認ください。 |
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