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■12月31日(土)  『ラットマン』本と『シンメトリー』本の感想



2011年も終わりますね。

今年はどんな年だったでしょうか。

私にとってはフンドシ部の活動が始まった年でした。

2011年最後の更新はドラマ化予定の『ストロベリーナイト』の姫川シリーズの短編集『シンメトリー』と最近はまっている作家さんである道尾秀介さんの『ラットマン』です。




■『シンメトリー』11/12/31UP



誉田哲也 光文社

姫川玲子シリーズ第3弾の短編集

『東京』、『過ぎた正義』、『右では殴らない』、『シンメトリー』、『左だけ見た場合』、『悪しき実』、『手紙』の7編から構成されている。

上のように横文字にするとわからないが、たてに並べるとシンメトリー、左右対称の構成となっている。

右と左、悪と正義など文字の意味も対称的だ。

『ストロベリーナイト』、『ソウルケイジ』で活躍した姫川玲子が事件を解決する短編集だが、玲子視点ばかりではないのが本作の魅力。

彼女の魅力的な部下たちもそろって登場する玲子のことを思う熱血漢菊田などだ。

本格警察小説に属するなかでも異質なタッチの小説だが、神がかった名探偵たちより、玲子の人間くささは見ててほっとする。





■『ラットマン』11/12/31UP



道尾秀介 光文社

目に見えるものの意味

姫川亮、30歳、独身、高校時代に組んだエアロ・スミスのコピーバンドSundownerのギタリストだ。

父を病気で、姉を不可解な事故死でなくしている過去に影のある人物だ。

ボーカルの竹内、ベースの谷尾、ドラムの桂とライブに向けて練習中だったのだが、スタジオの器具庫で恋人であるひかりの死体を発見する。

読み出すととまらない道尾秀介さんの作品だが、この『ラットマン』も例外ではない。

冒頭から中盤にかけていたるところに含みのある文章が続いていく。

至るところにはってある伏線をものの見事に回収する業は相変わらず見事で、事件の真相と姉の事故死、父の言葉、そして母の行動を見事に収束させている。

バンドを組んだ経験がないため、音楽のことに関してはさっぱりだが、作中に丁寧な説明がされていて心配はいらなかった。






■12月16日(金) 旧密林に潜む巨大蟹!



「旧密林に潜む巨大蟹!」

ダイミョウザザミと戦ってきました。

武器はハンマーです。






■10月30日(日) 新しい相互リンクサイト



ホームページ用のメールに1ヶ月以上ログインしておらず、相互リンクのメールを2通も待たせていました。

本当に怠惰な管理人ですいませんm(_ _;)m

1つ目がるぃな様が管理している映画レビューブログです。

辛口乙女の映画レビュー

頻繁に更新されていて、明快かつテンポのよい感想がつづられています。

レビューサイトを運営しているくせに映画館に1年以上行っていない私とは雲泥の差です。

2つ目は、 映画大図鑑 映画データベース 映画評論 Cinematic Review

サイト紹介文より〜このサイトは、映画評論家・S.I氏と、自称ヒューマン映画通・Y.Oが映画に関する評価を、一方はプロフェッショナルに、もう一方は素人目線で下すというサイトでございます。
 S.I氏は多い時で、一週間に15本ほどの映画を観ます。一般の方からすると尋常じゃない量に感じますが、氏は、これが普通だよ、と冷静です。このサイトに来られた方の中にも、15本くらい楽勝だよという方も多くいらっしゃることでしょう。そういった方々は、我々の評価を見ながら、それは違うだろ、その評価はおかしい、などと批評しつつ楽しんでもらえれば嬉しいです。
 あまり映画を観ないからどの映画を観るべきか分からないという方は、このサイトの評価順で★が多い作品から観ていけばおそらくハズレは少ないのではないかと思います。本当に良い作品を見つけやすいサイトにしていく努力を忘れないようにします。それでは、みなさん、今日も新しい映画に出会い、新しい考え方を手に入れ、新しい道を進んでいきましょう!!


ジャンル別に分けてあり、10段階評価という親切設計です。





■10月29日(土) 『交換殺人には向かない夜』と『学ばない探偵たちの学園』の感想



『謎解きはディナーのあとで』がドラマ化されましたね。

ということで原作東川篤哉の本の感想を2本アップします。



■『交換殺人には向かない夜』11/10/29UP




東川篤哉 光文社

烏賊川市シリーズ第4弾

烏賊川市は年に一度あるかないかの大雪の日だった。

鵜飼杜夫探偵と二宮朱美は有名な画家がいた善通寺家へ浮気調査、戸村流平と十乗寺さくらはさくらの知人から頼まれた買い物へ。

彼らの裏では交換殺人が進行中だった。

とあらすじ紹介してみたものの、タイトルにトリックの肝である交換殺人を匂わせることで交換殺人をベースとしながらもこちらの上をいくトリックを披露する気満々の東川篤哉氏だ。

シリーズ最高傑作と名高い作品だが、それは正しい。

視点を切り替えつつの展開はテンポがよく、魅力的なキャラクターが見事に踊りまわっている。

前3作あってのこの出来といっていいだろう。

もはや文句のつけようがない。

今回はいつものレギュラーメンバーに加え、第2弾で登場した十乗寺さくらお嬢様が流平の相方を務めている。

彼らの恋愛模様の発展も見逃せないといいたいところだが、たいして発展しないので見逃していいだろう。





■『学ばない探偵たちの学園』11/10/29UP



東川篤哉 光文社

鯉ヶ窪学園探偵部初登場

鯉ヶ窪学園の2年に転入を果たした赤坂通(とおる)は文芸部に入部しようと部室を訪れるもそこにいたのは探偵部の部長多摩川流司と部員八橋京介だった。

彼らの巧みな誘導により探偵部に入部したとおるだったが学園生活を満喫する。

そんなある日、3人が密室談義に花を咲かせていたとき保健室から悲鳴が聞こえる(*ノェノ)キャー

東川篤哉の鯉ヶ窪学園シリーズだ。

主人公たち探偵部が事件解決に向けて奔走するのだが、名探偵コナンのようなものを期待していると大火傷するので注意をε-(´o`;A

トリック事態もおもしろいが、彼らの迷探偵ぶりがよりおもしろい。

とくに部長の多摩川のキャラがきわだっている。

鉄板奉行で屁理屈を言わせたら右に出るものはいないという最強キャラで部員たちをひっぱっていく。

そして彼らの顧問である生物教諭石崎はすばらしい推理力を持っていて、部員たちのまちがった推理を正しい方向へ導いていく。

多摩川の相棒ハ橋はなぜか関西弁を駆使し、多摩川の暴走を抑え込んでいく。

このシリーズの原点ともいうべき作品なのでぜひご一読を。






■10月27日(木)  フンドシ部 女王虫の羽音



約1ヶ月半更新をさぼっている間に、携帯電話をスマートフォンにかえました。

ようやく慣れてきたとこで、着信音を『パイレーツ・オブ・カリビアン』の「He's A Pirate」に設定することができました。

アプリをダウンロードして使いこなしていこうと思います。



クイーンランゴスタと戦ってきました。

フンドシ部活動映像第5弾です。

今回も私が録画担当でした。

意外とあっけなかった。






■9月14日(水) 『片眼の猿』本と『容疑者室井慎次』映画の感想



comb 動詞の意味で「くしでとかす」の過去形、過去分詞はcombedだと知った今日このこの頃みなさんいかがおすごしですか。



■『片眼の猿』11/09/14UP



道尾秀介 新潮社

ワケありの探偵事務所

三梨幸一郎、職業私立探偵。

盗聴を専門としていて、今回は、技術窃盗の疑いのある黒井楽器について調査中だ。

調査中に耳にした目に特徴のある女性夏川冬絵を自分の探偵事務所に引っ張りこむ。

ある夜、調査していた三梨の耳に殺人事件の肉声が飛び込んでくる。

彼が事務所をかまえるアパートにはいろんな人物が住んでいて、なにかと三梨にちょっかいを出してくるのだが、実は驚きの秘密を持っているというオチだ。

これは叙述上のトリックというのだろうか、前半から謎めいた描写が多いのだが、

それが、三梨の言葉とこのタイトルに集約されているといってもいいだろう。

続編はないだろうし、映像化も不可能だが、続きを読んでみたくなる作品だ。




■『容疑者室井慎次』★★ 11/09/14UP



柳葉敏郎、田中麗奈、筧利夫、真矢みき、八嶋智人出演

本当に踊る大捜査線のスピンオフなのか?

室井慎次(=柳葉敏郎)が逮捕されたΣ(゚ロ゚;)

容疑は、取調べ中の被疑者を死なせてしまったことだ。

彼の弁護についたのは駆け出しの弁護士小原(=田中麗奈)だった。

釈放され、捜査を続けようとする室井だったが、次長と副総監の出世争いに巻き込まれ、辞表を出すよう追い込まれてしまう。

室井が主人公ということで実に堅い。

スリーアミーゴスの登場以外一切笑いなし。

踊るシリーズとは一線を画しているといっていいだろう。

室井を告訴するようしかけた弁護士灰島秀樹を八嶋智人が演じている。

この人がまたいやみたっぷりのやな奴で、口が回ること風車のごとしだ。

彼の存在感はなかなかのものだ。

美人弁護士に弁護してもらって室井もスミにおけないのだが、華がまったくないので田中麗奈の存在は貴重だ。






■9月9日(金) フンドシ部 地底湖から覗く目



フンドシ部活動映像第4弾です。

今回は私が録画担当でした。

いやぁ、録画担当として死なずにすんでよかった(´▽`) ホッ






■9月7日(水) 『麒麟の翼』本と『プラチナデータ』本の感想



東野圭吾さんの『マスカレード・ホテル』が発売されるということでその前の作品の感想をアップする。



■『麒麟の翼』11/09/07UP



東野圭吾 講談社

加賀恭一郎シリーズ最高傑作

単行本の装丁も豪華だが、帯にも上のように謳ってある。

時系列的には『新参者』の後ということになる。

日本橋署管内で殺人事件が起きる。

従兄弟であり捜査一課の刑事である松宮と組むことになった加賀は、捜査本部の見解に疑問を持ち…。

日本橋の麒麟像の上である中年男性が死んでいたということでタイトルが『麒麟の翼』と単純にとらえていたが、何重もの意味が込められていた。

『赤い指』、『新参者』を読んだあとにこの本を読むのが一番よさそうだ。

『赤い指』で松宮との関係、加賀の父との関係、そして『新参者』で登場した店がこの『麒麟の翼』にも登場するからだ。

主人公の加賀以外の人物が再度登場するというのはこの著者にしては珍しいと自分には感じるのだが、どうだろうか。

感想としては、すばらしいの一言に尽きる、最後まで読ませるリーダビリティは相変わらずだし、父の三回忌のことでやりこめられる加賀をみるのもおもしろかった。

父から子に託すメッセージというもののすばらしさをこのあと感想を書く予定の『プリンセス・トヨトミ』でも書くつもりだが、改めて知った。

最高傑作の謳い文句に反論の余地なしの一作(⌒^⌒)b 



■『プラチナデータ』11/09/07UP



東野圭吾 幻冬舎

DNA国民管理の思わぬ穴

警察庁特殊解析研究所という施設に勤める神楽龍平は毛根などからDNAを解析する仕事をしていた。

彼らのおかげで殺人事件など刑事事件の捜査はDNA解析から犯人を割り出すというシンプルな手法に移行しつつあったΣ(゚ロ゚;)

そんなとき連続強姦殺人事件がおきる。

現場から犯人のDNAが採取されるが、データの中からは検出されずNF13と呼ばれるようになる。

ある日、データベースシステムの生みの親の兄である蓼科耕作に呼ばれた神楽は彼の部屋を訪れる。

そこでシステムの欠陥について知らされるも話の続きは神楽の診療の後ということになる。

診療の後、耕作を訪ねた神楽の目の前に広がっていたのは蓼科兄妹の死体だった。

DNAが管理され、そこから犯罪者を見つけるというシステムが構築されつつあるという近未来が舞台で、映画『マイノリティ・リポート』のような感じだ。

さすがに未来殺人の罪で〜というのはないが。

主人公は二人、解析員の神楽と刑事の浅間だ。

性格が全く違う二人だが、しだいに理解しあっていく。

映画化を見据えての作品だったのらしいのだが、正直映像化はむずかしいだろうなと思う。

事件までが間延びしているのは周辺設定に時間がかかるからなのでしょうがなさそうだ。


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