咆哮と彷徨の記録




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■『★チーム★アメリカ ワールドポリス
  〜★TEAM★AMERICA WORLD POLICE〜』★★★ 06/05/07UP



トレイ・パーカー監督

世界一タチの悪い人形劇

〜あらすじ〜

パリにイスラム原理主義のテロリストが現れたということでチームアメリカが出動する。

あらゆる映画のパロディ、さらにはアメリカ、北朝鮮、イスラム国家をばかにしたおふざけ映画。

ここまで実名を使って馬鹿にするあたり度胸があるというかなんというか、喧嘩上等の精神には感服する。

セリフは下品極まりなく、同じ人形劇でもサンダーバードとは雲泥の差。

教育テレビで放送したら確実に責任者のクビがとぶ。

気になったところは、主人公のゲイリーの横顔がネプチューンの名倉潤そっくりなところ。

とにかく、汚い言葉を連発するサンダーバードみたいなやつを見たいという方、悪ふざけに寛容な方は見て損はない。

マイケル・ムーアもかなりのおふざけが入ってたが、さらに上を行く映画の登場。

印象に残ったセリフは「まっと・でいもん」。

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『チーム・バチスタの栄光』★★ 09/05/27UP



竹内結子、阿部寛出演

メディカルエンターテインメント小説の最高峰が映画化

お気に入りの作家は、東野圭吾、伊坂幸太郎、海堂尊の3人なのだが、最後の1人の記念すべきデビュー作、『チーム・バチスタの栄光』の映画化作品。

主人公田口公平役を竹内結子が女医として演じている。

成功率6割の難しい手術、通称“バチスタ手術”を立て続けに成功している奇跡のチームがあった。

それが桜宮市にある東城大学附属病院に属するチーム・バチスタ。

しかし、術死が3例続けておこり、病院長の高階は、神経学科講師の田口(=竹内結子)に特命リスクマネジャーとして内部監査を依頼する。

外科手術には素人同然の田口は、聞き取り調査を実施するも、術死はとまらなかった。

そんなとき、厚生労働省から白鳥圭輔(=阿部寛)が派遣されてくる。

原作の大ファンであるため、映画化にはかなりの不安があった。

ミステリーとして上質の部類に入るものの、派手な場面がそうあるものではなく、田口、白鳥コンビとバチスタメンバーの会話がメインなので果たして画的にどうなのだろうかと。

田口が女性になったことで華やかさはましたし、小柄で小太りの白鳥が、長身痩躯の阿部寛が演じたことで作品としての体裁はかなりよい。

ただ、白鳥に振り回されながら事件を追う田口の心情の変化がいまひとつ描ききれていなかった気がする。

なにより白鳥を演じている阿部寛が『ドラゴン桜』の桜木にみえた。

残念ながら原作の雰囲気に忠実に映画化とはいかなかったか。

作品に盛り込まれた主題、命題、テーマはかわらないので、ぜひ、医療崩壊への警鐘という点からも鑑賞は必須だが、本のほうが個人的には好きだ。

配役については主演格の二人は評価対象外(※キャラクターが違うから)、垣谷講師(=佐野史郎)だけちょっと違うかなと思った。

その他はほぼ適役、藤原看護師(=野際陽子)などなるほどと思った。

メインの二人が原作と違いすぎるので、評価は★★。

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■『チャーリーズ・エンジェル〜CHARLIE'S ANGELS〜』★★★ 05/11/22UP



キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー出演

〜あらすじ〜

誘拐犯探しと盗まれたソフトウェアの奪還を依頼される。

エンジェルと呼ぶには少しお年を召してらっしゃるが、美人探偵3人組のアクション映画。

冒頭のミッション、爆弾解除も彼女らのやり方同様ぶっとんでた。

ぶっとんでいるところを例に挙げると、

ボスレーのセリフ「ハートは筋肉だ。」

それは中山きんにくんのセリフじゃない。

コンピュータ室潜入のためのサービスショットとしか思えない無駄なコスプレ・・・。

アクションには華があり、ストーリー展開も早くアクション映画としてのレベルは十分及第点。

まだ見ていない方はチャドの動向に注目してくれ。

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■『チャーリーと14人のキッズ〜DADDY DAY CARE〜』★★★ 05/09/20UP



エディ・マーフィー主演

〜あらすじ〜

会社をクビになったチャーリー(=E・マーフィー)は同僚のフィルらと保育園を始める。

まともな保育園がないという事実から一時しのぎのお金儲けのために保育園を開園する。

子どもに翻弄されるうちに、幼い頃から知識をつめこむのはどうかという今の教育問題にまで言及していく。

といっても軽く皮肉る程度なので映画全体の雰囲気からするとたいしたことない。

3人目の保育士として雇われるマーヴィンが『スター・トレック』を題材にしたボケを繰り出すのでそちらを先にみていたほうがより楽しめると思う。

『ホーンテッド・マンション』といい、この映画といいE・マーフィーは父親役に適任だ。

■『チャーリーとチョコレート工場〜Charlie and the Chocolate Factory〜』★★★★ 10/07/31UP



ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア出演

夢のチョコレート工場

一代で世界最大のチョコレート工場を作るまでになったウイリー・ウォンカ(=J・デップ)はチョコレート工場に5人の子どもとその保護者を招待する。

チャーリーが5人目として招待状である金のチケットを手に入れる。

10人が足を踏み入れたチョコレート工場はとても不思議な世界だった。

チョコレート工場の外の無機質な黒と灰色の町並みから一変原色が使われた鮮やかな色の工場内。

色の対比で何かを表しているのだろうが、読み取れなかった。

工場で働くのはウンパ・ルンパという小人たちだ。

子どもたちのために歌とダンスを披露してくれるイタズラ好きな民族だ。

最初は気持ち悪い外見だったが、見慣れてくるとかわいくみえてくるから不思議だ。

特筆すべきは主人公のウォンカだ。

歯科医の父のもとを飛び出した彼はとても不思議な人物で青白い顔でときどき不気味な笑顔を見せる。

色鮮やかな画ながらも雰囲気はダークという不思議な映画だが、チョコレートを食べたくなることは間違いなしの映画だ。

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■『着信アリ』★★★ 04/11/18



柴咲コウ主演

〜あらすじ〜

死の予告電話:自分の携帯電話に自分の携帯電話の電話番号が着信ありとして残り、その日時に死ぬという電話のこと。

夜中の0時15分から部屋を真っ暗にして、恐怖倍増のシチュエーションを作り上げて鑑賞に臨んだ。

科学では説明のつかない話(説明のつくほうが個人的には怖いです)。

現実に起こりそうな気がするから)なので、不可解な点も2,3あったが、結構怖さを楽しんだ。

細かい設定や伏線がラストまで緊張感を高めてきたが、オチの理解に時間がかかったのはもったいなかった。

エンディング曲は映画にあってない気がした。

一番怖かったシーンは、<ゾンビ水沼マリエが浴槽から躍り出てきたところ。

廃墟と化した病院、アパート(マンション?)のベランダから飛び立つカラス、あとは、あいつらが出てくれば「(ゲームの)バイオハザード」だから。

ゾンビも一人出てきちゃったよ。

えっ、斧で?せめてナイフを使ってくれ。
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