咆哮と彷徨の記録




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■『サイクロンZ』★★★ 05/03/13UP



ジャッキー・チェン主演

肉体派弁護士

〜あらすじ〜

工場の操業停止を求め、養魚場の持ち主が裁判をおこす。

工場側の弁護にジャッキーがつく。

ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーとのゴールデン・トリオがそろった数少ない映画のひとつで、最後の大技、ひじてつのあとの回転上段蹴りが最高にかっこいい。

ストーリーや演技がどうとかはもう気にしてはいけない。

3人でおバカなケンカをしたりと楽しませてくれる。

最後の戦闘をみせるための余興にすぎないが。

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■『THE 有頂天ホテル』★★★ 07/01/06UP



役所広司主演、三谷幸喜監督&脚本

予定調和ホテル

大晦日の夜カウントダウンパーティーの準備で大忙しのホテルアバンティが話の舞台。

内容は、大晦日のホテルを舞台に登場人物らの運命が交錯するという話。

少なからず悩みをもつ登場人物らがそれぞれ交わることで全員の運命が変わっていく。

汚職政治家、ベルボーイ、コールガール、ホテル探偵、副支配人、総支配人、客室係、筆耕係、劇団、大物演歌歌手、という多種多様な職業が複雑に絡み合って行く様はとても楽しい。

そして、キーアイテム幸運のお守り、アヒルのダブダブの行方がとても気になるところ。

でも一番の見所は西田敏行の叩かれっぷり。

出演者は主役級が名をつらねている。

雰囲気としてはお客様商売のところが『王様のレストラン』に似ていて、なつかしい感じがした。

松たかこ演じる客室係の心の変遷がいまいちよくわからなかったところが、
★★★★より−1です。

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■『魁!!クロマティ高校』★★★ 06/06/20UP



須賀貴匡主演

憎めない不良高校

〜あらすじ〜

友情をきっかけにクロマティ高校に入学した神山高志(=須賀貴匡)。

しかし、クロマティ高校は不良ばかりが集まるとんでもない高校で、神山は彼らを更生しよう奮闘する。

原作の大ファンだけに少々不安だったが、神山のはまりっぷり、メカ沢のリアルな動きと十分及第点。

ただ、原作に忠実な序盤の展開から終盤のオリジナルの展開への移行に完全に失敗していた感が否めない。

原作自体盛り上がることなく終わるマンガだから、映画のほうもその雰囲気を持ちこんでほしかった。

無理に盛り上げる必要はなかったと思う。

『スペクトルマン』のキャラはともかく、あの宇宙戦争騒ぎはやりすぎ。

しかし、その分を補ってあまるほどの序盤なので、原作のファンは見て損はないと思う。

個人的には、ネット番長、四天王あたりを使ったオムニバス形式で続編を期待する。

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■『座頭市』★★★ 05/06/01UP



ビートたけし主演

〜あらすじ〜

悪党が牛耳る町に座頭市が通りがかり…。

アクション時代劇らしく殺陣は申し分なし。

当然『KILL BILL』『ラストサムライ』より洗練されている。

さすがは本家本元。

主人公座頭市(=ビートたけし)の刀さばき、そして扇屋の刺客服部源之助(=浅野忠信)との決闘シーンがとてもかっこよかった。

なぜ江戸時代に金髪なのかはわからないが、意外に合ってた気がする。

細部まで凝った作りで時代の重みが感じられる。

合間の音にこだわった演出、最後のタップダンスはただのアクション時代劇にとどまることのないすばらしいものだった。

■『サハラ‐死の砂漠を脱出せよ‐〜SAHARA〜』★★★ 06/05/24UP



マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス出演

最強のトレジャーハンター

〜あらすじ〜

国家海洋水中機関NUMAの一員であるダーク(=M・マコノヒー)は、1866年南北戦争中に大量のアメリカ金貨と共に消えた装甲艦を探してマリへ。

とてもテンポのいいアクション・アドベンチャー。

砂漠に川に派手なアクションの連発で飽きることはない。

ただ、トレジャー・ハンターのくせに強すぎる。

宝への執念は近代兵器を凌駕するということを暗に示している。

あと、ダークの相棒アルの帽子に対するこだわりが意味不明。

『ハムナプトラ』の超常現象なしバージョンをみたい人におすすめ。

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■『サハラに舞う羽根〜Four Feathers〜』★★★★



ヒース・レジャー主演

〜あらすじ〜

主人公は、戦争前に軍人をやめたため、友人でもあり、同じ軍人だった仲間達から臆病者の印である“白い羽根”を贈られる。

汚名を晴らすため、戦地に赴く。


主人公の“チキン野郎”返上の旅を描いた映画。

主人公の心の成長がわかりやすい形で描かれている。

戦地が砂漠なため、砂上戦闘では、が水のように飛沫をあげる。

これがとてもきれいな映像美なんでびっくりした。

ヒース・レジャーはヒゲがあったほうがかっこよかったような・・・。

■『ザ・マジックアワー』★★★★★ 10/02/05UP



佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行出演

魔法がかかる時間

ボス(=西田敏行)の愛人マリ(=深津絵里)と深い仲になってしまい、それがばれて殺されかける備後(=妻夫木聡)。

彼は伝説の殺し屋デラ冨樫を連れてくると約束し、命を助けられる。

探すも見つけることができず、苦肉の策で無名の役者村田大樹(=佐藤浩市)を代役に立てる。

お笑いコンビアンジャッシュのシチュエーションコントの2時間半バージョンというと失礼だが、映画の撮影だと思いこんでいる村田と映画の撮影で押し切ろうとする備後の掛け合いがとてもおもしろい。

出演者も実に豪華、メインキャストに名を連ねていないメンバーがとにかくすごい。

唐沢寿明、天海祐希、香取慎吾、寺脇康文、中井貴一、鈴木京香、谷原章介といった面々がちょい役で出演中。

さすがは三谷幸喜、集まるメンバーが違う。

キャストもすごいが話もすごい。

実に単純だが全く飽きさせない演出、ハラハラドキドキかつ笑えるストーリー展開、そして主演佐藤浩市のすばらしい演技。

ややオーバー気味の演技をする大根役者村田を見事に演じている。

ラストがまた秀逸、伏線回収+さわやかなラストとなっている。

注目はこのセリフ

「死ぬのは怖くない、怖いのは誇りを失ったまま生きつづけることだ。」

見ておいて損なし、文句なしの★★★★★だ。

■『サラマンダー〜REIGN OF FIRE〜』★★★ 04/10/20UP



〜あらすじ〜

ロンドンの地下数十メートルから出没した火を吹く竜“サラマンダー”によって、世界は荒廃の一途をたどっていた。

最初の竜をみた少年は成長し、砦の指揮官として暮らしていた。

そこにアメリカから竜討伐の軍隊がやってくる。

その軍隊のリーダーは、最初に出没した竜だけがオスで、そいつを殺せば世界を救えると話す。

竜の動きや特徴が『ドラゴンハート』の竜にそっくり。

しかし、この映画では完全に恐怖の対象だ。

モンスター・パニック映画の典型的なタイプだが、ドラゴンを追い詰めていくので、ホラー要素より主人公達のドラマ要素が多く入っている。

最初の竜だけオスって選び放題にも程があるってもんだろう。

口説く必要もなくうらやましいかぎり。

と思われた方も多いと思うが、メスからの愛情は得ていない。

なぜかって?それは、唯一のオスドラゴンは一匹寂しく死んでいったから。

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■『ザ・リング〜THE RING〜』★★★ 05/08/25UP



ナオミ・ワッツ主演

〜あらすじ〜

呪いのビデオを見ると、7日後に死ぬ。

なぜ1週間の猶予を与えるのかよくわからないが、おそらく連続ドラマの見納めのための猶予か?

2週間だとあと何日か忘れそうだし。

主人公のレイチェル(=N・ワッツ)はジャーナリストということで、姪の死からビデオに関わっていく。

この主演の女優さんはかなりの美人だが、あまりにきれいな顔立ちで整いすぎてて逆に印象に残らない。

内容は、恐怖心をあおる演出がこちらのほうが露骨で、多すぎたと思う。

日本のホラーがじらしてじらして、視聴者の恐怖を煽るタイプならこちらはとにかく怖いもの見せるみせるのみ。

■『猿の惑星〜PLANET of the APES〜』★★ 05/02/11UP



マーク・ウォルバーグ、ティム・ロス、マイケル・クラーク・ダンカン出演

〜あらすじ〜

アメリカ空軍オベロン基地周辺に電磁波の嵐が確認され、チンパンジーの操縦するアルファポッドを派遣する。

ポッドからの通信が途絶え、レオ(=M・ウォルバーグ)は救出にむかう。

しかし電磁波の嵐にのまれ猿が支配する惑星に不時着する。

訓練されているとはいえ、チンパンジーに操縦させるなよっていいたいところだ。

エイプの支配する星でレオは戸惑う。

この星では人間はエイプの奴隷。

そんなこんなで捕まってしまうレオだが、人間に理解あるエイプのおかげで脱走に成功する。

脱走途中に川があり、そこで振り切るわけだが、エイプは水が苦手であることが発覚。

これってかなり致命的な弱点だと思うのだが・・・。

そして、人間VSエイプとの戦争が始まる。

人間側に武器らしい武器はない。

レオの作戦で先手をとるものの実力差は歴然。

水鉄砲で十分対抗できそうだが…。

■『ザ・ロック〜THE ROCK〜』★★★ 05/04/10UP



ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ出演

〜あらすじ〜

高致死性ガス・ロケットが盗んだ犯人達は、アルカトラズ元刑務所、通称“ロック”に81名の人質をとってたてこもる。

FBIは、ガス・ロケットの起爆解除をするためにスタンリー・グッドスピード(=N・ケイジ)、ロックの地下通路をよく知る囚人ジョン・メイソン(=S・コネリー)とSEALをロックに送り込む。

カーチェイス、爆発、ガン・アクションこの3つはアクション映画において欠かすことのできない必須項目。

この映画はその3つのレベルがものすごく高い。

見終わった後に爽快感を味わったアクション映画は久しぶり。

初代ボンドだけあってS・コネリーは強かった。

印象に残ったセリフはグッドスピードの
「You're the Rocket Man.:君がロケット・マンだぜ。」

これだけだと意味がわからないが、このシーンはかなりかっこいい。

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■『サンダーバード〜THUNDERBIRDS〜』★★ 05/11/01UP



ビル・パクストン主演

国際救助隊が救助待ち

〜あらすじ〜

トレーシー一家の末っ子アランは学生のため、サンダーバードの正式な隊員ではなかった

兄たちに嫉妬し、父に反抗するアランだったが、超能力者フッドにサンダーバードのコントロール基地を乗っ取られ、友人ファーマット、ティンティンと共に父達を助けようとする。

ジェフ・トレーシーが率いる国際救助隊サンダーバードの活躍を描いた人形劇の実写版。

驚くなかれ、サンダーバード正規隊員の活躍は最初の一幕のみ

その後は、国際救助隊サンダーバードの名が聞いて呆れるほどの醜態をさらしている

こいつらが救助されるがわにまわるというサンダーバードの面目丸つぶれ的展開だ。

本家本元の人形劇のほうは1,2回しか観たことがない。

でも、3号機のカードをもっていた記憶がある。

アランを助けるレディ・ペネロープが魅力的な衣装を着こなしている。

全身ピンクの衣装がとてもよく似合っている。

どこかのカメラ夫妻と違って。

個人的には一幕だけ登場した黄色のキャミソールがストライクだった。

いささか脱線したが、この映画主人公はまだまだ子どもであるアラン。

しかし、真の主人公は別にいる。

レディ・ペネロープの運転手パーカーだ。

彼こそが真のサンダーバードであり、漢の中の漢であることは間違いない。
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